「イカ天瀬戸内れもん味」、海を越えて台湾へ! ファンの要望も後押しに
西日本に観光に来た台湾人を次々に虜にしている、まるか食品の「イカ天瀬戸内れもん味」。私も知り合いの台湾人のブロガーさんに差し入れしたら、「次に西日本に行ったら箱買いする!」って言っていました。
— ワラ丼@ゴ虹b-01 (@goma_tsubu) 2016年10月17日
まるか食品さん、台湾に輸出したらいいのに! pic.twitter.com/K5XYL8P6s8
これは2016年につぶやかれたツイートだ。企業に対して、商品の販売範囲を拡大してほしい――といった内容である。
こうした要望はツイッター上でもあまたあるところ、製造元の「まるか食品」(広島県尾道市)から2年後に届いた「返信」が話題になっている。一体どんなものだったのだろうか。
試作から1年半、ついに実現
2年くらい前に送ったメールに返信が来た。
— ワラ丼@ゴ虹b-01 (@goma_tsubu) 2018年5月13日
台湾の人が日本に旅行に来た時にまるか食品株式会社の「イカ天瀬戸内れもん味」を買って帰ってめちゃ美味いって話題になってるので台湾でも売って!っていうメールをしたら実現した。
まるか食品株式会社を永遠に愛す。まじ美味しいhttps://t.co/4z14CZUG3g pic.twitter.com/HEbzkpBmUc
なんと要望通り、18年5月にまるか食品(広島県尾道市)の「イカ天 瀬戸内れもん味」が台湾で発売されたのである。
「イカ天 瀬戸内れもん味」は、もともとは13年夏に発売された期間限定商品。広島県が力を入れるレモンを用いたイカ天を考案し、大きな反響に。「新しい広島土産に」という声が相次ぎ、レギュラー化が決まっていた。テーマソングも存在するなど、PRには力を入れていることがうかがえる。
(画像はJタウンネット編集部撮影)
実際、どのような経緯で台湾での販売を決定したのか。Jタウンネット編集部の18年5月24日の取材に、まるか食品の営業部企画課の担当者は、
「5月7日から台湾のセブン‐イレブンで『イカ天 瀬戸内れもん味』が発売されているのは事実です」
と語った。その経緯については、
「日本での展示会に出た際に、台湾セブン‐イレブンの方に関心を持っていただいたのがきっかけです。ただ、日本の『イカ天 瀬戸内れもん味』に含まれる甘味料のステビアという成分が、台湾の水産加工物では使えないんです。そこで、ステビアを含まない『イカ天 瀬戸内れもん味』の試作を1年半ほど前から始めまして、このたび、発売に至った次第です」
という。台湾セブンからも発売を熱望する声があったほか、
「実は、お客様からのメールで台湾での発売をしてほしい、というご要望も2通ほどいただいておりまして、それも販売への後押しになりました」
と説明してくれた。ツイッターで投稿したファンの声も、もしかしたら一助になっていたのかも?