後半戦初戦となった宿敵グラードバッハとのダービーでは、今季2勝目をマークし白星発進を切ることに成功した1.FCケルンだったものの、しかしながらケルンファンがとった不適切な行動に対してドイツサッカー連盟が調査を行う考えを明らかにした。

日曜日に行われたハーフタイム中に、ケルンファンがセキュリティに扮して、グラードバッハのフラグを盗み出しており、ドイツサッカー連盟はケルンにこの件について意見陳述を求めている。

なおこのことに気づいたグラードバッハファンは、盗んだ人物を追いかけようとしたものの、そこでスタジアムの警察に止められており、残りのフラグを片付けたとのこと。なお試合はロスタイムでケルンが劇的な勝利を収めている。

グラードバッハのライナー・ボンホフ会長は、「ひどい仕事ぶりだ。フラグを盗み出すよりも、もっとひどいものを盗んでいたら、どうなっていたと思うんだい?そしてピッチでは誰も反応しないなんてね。スタジアムのためのセキュリティなのか、ケルンファンのためのサービスなのか。我々のファンの安全を確保することを考えれば、そういった疑問を持ってしまうというものだよ」と批判を展開。

さらにその怒りの矛先は、ケルンの人気者ルーカス・ポドルスキにも向けられた。元ドイツ代表FWは、今回のダービーでの勝利を祝うツイートを行なったのだが、その内容というのが「ダービーで勝利、勝ち点3、そしてフラグ。他に何が欲しいっていうんだい?」と投稿。ボンホフ会長は「日本からこんな横槍が飛んでくるとは。彼の場合1つのツイートというだけではすまいない」と述べ、「そのツイートの下にある画像をみてみるといい。ただのプライベートでは済まないのだから、しっかりと考えてもらいたいものだよ」と苦言を呈している。