番組終了発表のとんねるず『みなおか』視聴率は5.9%で前回から1.3ポイント減に(写真はイメージです)

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  来年3月での番組打ち切りを発表した『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)7日放送回の平均視聴率が5.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)を記録したことが8日、明らかになった。前回11月30日放送回7.2%から1.3ポイントダウンしている。この日の放送中、とんねるずの2人から来年3月での番組終了が伝えられた。

 この日の『みなおか』では石橋貴明(56)が石田弘エグゼグティブプロデューサーに扮し、木梨憲武(55)は港浩一元プロデューサーに扮したキャラクターで登場し、「番組が終わっちゃう。本当におかげでした」と発表した。フジテレビは今月1日の定例社長会見で、一部で報じられた同番組の打ち切りについて完全否定したばかりだったが、一転してこの日の放送で番組の打ち切りを発表するなど突然のドタバタ劇を露呈した。

 番組の最後では前出のキャラクターに扮した石橋と木梨がスーツ姿でコントを繰り広げ、その中で突然『みなおか』の終了が発表された。そのまま「3月まで面白いことをやり続けます」のナレーションが流れ、とんねるずの2人が楽しげに肩を組んでいる2ショット写真を映しながら「最後までよろしくお願いします」という印象的なテロップが流された。

『みなおか』の放送後、フジテレビは「とんねるずのお二人には長年全速力で走り抜け、弊社に多大なる貢献をして頂いたことに大変感謝しております。番組終了まで変わらず『とんねるずのみなさんのおかげでした』らしい番組制作に努めて参ります」とのコメントを発表している。

 フジテレビ上層部による「打ち切りはない」から一転、3月の番組終了が発表された『とんねるずのみなさんのおかげでした』。かつて30%近い数字を記録した看板番組がついに終止符を打つ。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。