Photo by basheertome(写真はイメージです)

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 現在、主演舞台『GACHI〜全力 entertainment 4U〜』の公演を行っている「ふぉ〜ゆ〜」が、11月9日の朝日新聞関西版に登場。東京・シアタークリエでの公演を終え、11月24日〜26日に福岡・博多座、11月30日〜12月3日に大阪・新歌舞伎座、そして12月5日に愛知・名古屋国際会議場センチュリーホールと全国をまわる彼らが、舞台の見どころや作品にかける意気込みを語っている。

 同日には、「朝日新聞大阪芸能班」の公式Twitterが、ふぉ〜ゆ〜を取材した際の“こぼれ話”を投稿しているのだが、その内容にファンが歓喜している。

 9日の投稿には「10月からはジャニーズJr.ではなく、ジャニーズの『ふぉ〜ゆ〜』だそうです。記事もそう表記しました」と書かれており、すでにふぉ〜ゆ〜は“ジャニーズJr.”という枠組みから外れ、ひとつのユニットとして、ジャニーズの一員になったようなのだ。確かに、朝日新聞関西版の紙面には「ジャニーズの4人組『ふぉ〜ゆ〜』」「ジャニーズ 今秋31歳の4人組」などと書かれており、「Jr.」という表記はどこにもない。

 これまでジャニーズ事務所では、Jr.として経験を積んだグループがCD・DVDを発売することで“メジャーデビュー”となり、Jr.を卒業するのが一般的な流れであった。しかし、生田斗真や風間俊介らはCD・DVDデビューこそしていないが、俳優としてさまざまな作品に出演し活躍。彼らも長らくJr.として活動していたが、現在はジャニーズ公式サイト「Johnny’s net」などで個人ページが設けられており、デビューせずにJr.を卒業している。ソロアーティストがこのような形でJr.を卒業する例はあったが、ユニットとしては、ふぉ〜ゆ〜が初めてとなる。

 実は10月中旬ごろ、『GACHI〜全力 entertainment 4U〜』や、ふぉ〜ゆ〜がパーソナリティを務めるラジオ『ふぉーゆーのぴたラジ!』(CBCラジオ)の公式サイトから、「ジャニーズJr.」という表記が消えていたことが、すでにファンの間で話題になっていた。特に『ぴたラジ!』の公式サイトに掲載されているメンバープロフィールには、以前まで「現在はCDデビューしていないため、ジャニーズJr.として活動中」と丁寧に書き添えてあったが、現在は「多数のジャニーズの先輩たちのステージでバックを務め、固定ファンがつきつつある注目のユニット」という紹介に変わっている。

 このような新しい動きについて、ファンからは「Jr.卒業おめでとう! 自分たちで新しい道を作っていくのはすごい! すっごくうれしい!」「知らぬうちにJr.卒業してたんですね。おめでとう! ジャニーズのふぉ〜ゆ〜として、これからも応援します!」「ふぉ〜ゆ〜がJr.を卒業したってことは、私もJr.担を卒業したってこと……!? なんだかすごい展開だ! 本当におめでとう!」と歓喜と期待の声が多数上がっている。

「朝日新聞大阪芸能班」のこぼれ話では、「『デビューに向かってだけやっている訳じゃない』『下にもいっぱいいるから、ジャニーズの新しいユニットの形をみせたい』という言葉が印象的でした」とも投稿されていた。現在活動しているJr.は実力派揃いでありながら、2014年以降デビューするグループが現れない閉鎖的な状況。ふぉ〜ゆ〜がジャニーズ事務所に新しい風を吹かせることができるのか、今後の活躍を楽しみにしたい。

文・ジャニーズ研究会(じゃにーずけんきゅうかい)※ジャニーズを愛する有志による記者集団。『ジャニーズ50年史』『完全保存版ジャニーズの歴史――光も影も45年』『ジャニーズに捧げるレクイエム』(鹿砦社)など多数の出版物を刊行。