かつてインテルで暴れたアドリアーノ photo/Getty Images

写真拡大

かつてインテルなどで活躍した元ブラジル代表FWアドリアーノが再びトップフォームを取り戻すべく奮闘中だと明かしている。

強烈な左足のキャノンシュートに加え、多彩なステップワークによるドリブル技術すらも兼ね備えていた同選手は、パルマ時代に元日本代表の中田英寿やアドリアン・ムトゥ、ドメニコ・モルフェオらと共に魅力的な攻撃ユニットを構成していたことでも知られている。ブラジル代表としてもロナウドやロナウジーニョらとハイレベルな共鳴を楽しみ、数々の“人間離れ”したスーパーゴールを量産してきたアドリアーノだが、2016年5月に米のマイアミ・ユナイテッドを退団して以降は未所属に。ブラジル『Globo』のインタビューに応じた同選手はサッカー界への本格復帰も近いと明言している。

「新しい計画を実行するために今はその準備を開始している状態だ。たとえ所属するクラブが無くても1月には自主トレーニングをスタートさせるつもりだよ。俺はサッカーをしなくなってからもずっと自分のフィジカルをしっかりと維持することに成功したし、そうしなければならないと分かっていた。今後は自分の限界ギリギリまで挑戦する。実際にプレイできるようになればすぐに知らせるよ」

かつてのインテルで“皇帝”ともてはやされ、セリエA屈指のストライカーとして君臨していたアドリアーノは、再びスポットライトを独占するかもしれない。

「俺自身、まだ自分のキャリアが終了したとはまったく考えていない。様々な問題によって、俺とサッカーは距離を置かなければならなかったんだ。でもまだ俺のキャリアは半分くらいは残っていると思いたいね」