【ファンキー通信】PCキーボードの最終進化型、ロシア発

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 ロシアのデザイン会社「Art.Lebedev Studio」が、ちょっと今までにない、面白げなキーボードを開発したようです。

 コンセプトモデルとして発表されたそのキーボード「Optimus keyboard」は、見た目もなかなかにクールなフルキーボード(テンキー、マクロキー装備)なのですが、なにより最大の特徴として、「キートップがディスプレイになっていて自由に表示が変えられる」そうです。

 キートップとはその名のとおり、キーボードのキーの上面のこと。実際に私たちがタイピングをするときに触る部分のことですね。「Optimus keyboard」は、このキートップ全部分に有機ELディスプレイを装備しており、自由に表示が変えられます。

 例えば、ソフトウェアで表示が変更できるので、ひとつのキーボードで複数の言語に対応したり、アプリケーションやゲーム用のプロファイルを用意することで、それらに対応したショートカットや、コマンドのアイコンを表示することも可能。

 それどころかPC用のキーボードとして、「表示を切り替えられる」だけでも夢は広がります。みなさんの手元にあるキーボードも、アルファベットと、かなの2種類が狭っ苦しく表示されていますね。その見た目をスッキリとさせることができます。

 このキーボードですが、見た目だけでなく、志しもカッコ良さげです。

 「Art.Lebedev Studio」の設立者兼デザイナーである、Artemy Lebedev氏は、「Optimus」のSDK (Software Development Kit)、および自由なカスタマイズが可能なキーボード・スタジオアプリケーションを公開することで、「オープンソース・キーボード」を目指しているとか。う〜ん、様々な可能性を感じさせてくれます。

 「Optimus keyboard」は現在、複数の製造者と製品化へ向けて交渉中で、約1年後には「200から300ドル程度」で出荷したいのだとか。ぜひとも日本でも発売して欲しいものです。(文/verb)