Galaxy S8と新型Gear VRは、現時点最高峰のスタンドアローンVR環境だ【実機レビュー】:VR情報局
Galaxy S8 / S8+が6月8日に発売され、そして「Galaxy Gear VR with Controller(以下Gear VR)」は5月23日にすでにリリースされています。しかしGear VRをゲットできる「Galaxy S8|S8+ 予約キャンペーン」が実施されていたため、まだ両者を揃えた方はごく一部でしょう。というわけで今回のVR情報局では、Gear VRをサムスンから借用し、ファーストインプレッションをお届けします。新型Gear VR最大の進化点は、ジャイロ、加速度、磁力センサーが内蔵されたコントローラーが同梱されたこと。外部センサーがないのでハンドトラッキングは当然できませんが、VR空間のなかで手を登場させ、さまざまな体感的な操作が可能となりました。
同梱物一覧。左上からGear VR、取扱説明書、保証書、トップストラップ、メインストラップ、microUSBコネクター、microUSB端子用デバイスロックボタン、コントローラー、リストストラップ、コントローラー取り付けバンド、単4型乾電池×2。また、フロントカバーがGear VRに装着されています
同梱物一覧の写真を見ると部品点数が多いように見えますが、Gear VR本体にはメインストラップとトップストラップを取り付ければOK。あとは好みでコントローラー取り付けバンドを装着しましょう
コントローラーには単4型乾電池×2を入れてから、リストストラップを"必ず"取り付けましょう。Gear VRのコントローラーはわりと小振りなので、エキサイトして操作していると強烈な速度で放り投げがちなのでご注意ください
Gear VRの右側面には、ホームボタン、戻るボタン、タッチパッド、ボリュームボタンが配置されています。コントローラーを忘れたり、電池が切れてしまっても、Gear VRだけで従来どおりの操作が可能なわけです
安価なVRゴーグルでは省かれがちですが、上部にピント調整ダイヤルが用意されています。個人差に合わせて鮮明な映像に調整可能です
本体下部右側には、USB Type-C端子が用意されています。長時間VR空間に没入したいときは、少々煩わしいですがケーブルを接続して電源を供給しましょう
コントローラー表面には、タッチパッド、ホームボタン、戻るボタン、ボリュームボタンが......
コントローラー裏面にはトリガーボタンが配置されています
なおGear VRには標準でUSB Type-C端子用デバイスロックボタンが装着されています。とはいえ、USB-C専用というわけではなく、同梱のmicroUSB端子用デバイスロックボタンと付け替えることで、microUSB端子を備えたGalaxyシリーズ(S7、S7 edge、Note5、S6 edge+、S6、S6 edge)でも利用可能です
さてGear VRのセットアップは実にカンタンです。まずGalaxy端末をGear VRに装着すると......
自動的にGear VR用アプリケーションのインストーラーが立ち上がります。ここでいったんGalaxy端末を取り外します
あとは画面の指示に従うだけでOKです
Gear VRに必要なアプリの総容量は139.7MBです。ギガを節約するためにできればWi-Fi環境でインストールしましょう
Galaxy S8+は標準設定ではFHD+(2220×1080ドット)に設定されていますが、Gear VRを利用する際にはWQHD+(2960×1440ドット)への変更が必要になります。動作速度や消費電力を重要視するなら、Gear VRでプレイするたびに画面解像度を切り替えましょう
Gear VRの公式ストア「Oculusストア」を使ったことがなければここで会員登録する必要があります。筆者はOculusアカウントを取得しており、またFacebookアカウントを紐付けているので、FacebookアカウントでそのままOculusストアにログインできました
最後にGalaxy端末とGear VRのコントローラーをペアリングします。コントローラーのホームボタンを長押ししてペアリングモードに移行したら、Galaxy端末で"ペアリング"ボタンをタップします
これですべての作業は完了。Galaxy端末をGear VRに装着すれば......
Oculus Homeが表示されます。全体の作業時間は15〜20分程度です。もちろん回線速度によって作業時間は変動します
さて現時点(6月9日)でGear VRのコントローラーに対応した「コントローラーReadyアプリ」は46本です。その内、無料アプリは10本ですが、有料アプリは190〜990円と比較的安価です。
ゲーム、コンテンツはGear VRをかぶった状態でも、スマートフォン単独でもインストール可能。インストールするタイトルが決まっているなら、スマートフォン用Oculusストアのほうがインストールしやすいです
Oculusストアで配信されているゲームの多くは、Google Cardboard、Daydreamでも配信されていますが、なかにはOculus Studiosで製作された独占タイトルも存在します。Galaxy S8/S8+はDaydreamに対応する予定なので、スマートフォン用VRコンテンツのほとんどすべてを網羅できるのが大きなメリットです。
これはOculus Studiosが製作したGear VRコントローラー対応シューティングゲーム「Dead and Buried」。無料です
さて肝心のコントローラーの使い勝手ですが想像していたより良好です。上で紹介した「Dead and Buried」では、VR空間内でコントローラーの位置に手が表示されるのですが、指先を動かすことも可能です。
ゲームとしても実に秀逸な出来。ハンドトラッキングできないので手の位置は固定されるのですが、本作は主人公がガンマン。「腰だめ撃ち」でのガンシューティングに違和感がありません。
また、ダメージを一定以上受けると「LAST CHANCE」と表示されて、周囲の時間がゆっくり流れる「バレットタイム」が始まります。このバレットタイム中は、弾丸をリロードせずに無制限に撃ちまくれるので非常に爽快です。
新型Gear VRを入手したら、「Dead and Buried」を真っ先にお楽しみください!
同じく専用コントローラーを利用可能なDaydreamは発売日が現時点では未定。「HTC U11」と接続するVRデバイス「HTC LINK」は7月下旬発売予定です。いますぐ遊べるスタンドアローンVR環境としてはGalaxy S8と新型Gear VRが最強と言っても過言ではありません。
VRを知り尽くしているOculusが共同開発しているので、今後の独占タイトルも期待できますね。ドコモ&auが一刻も早く新型Gear VRをキャンペーン応募者に届けてくれることに期待したいところです。
同梱物一覧。左上からGear VR、取扱説明書、保証書、トップストラップ、メインストラップ、microUSBコネクター、microUSB端子用デバイスロックボタン、コントローラー、リストストラップ、コントローラー取り付けバンド、単4型乾電池×2。また、フロントカバーがGear VRに装着されています
同梱物一覧の写真を見ると部品点数が多いように見えますが、Gear VR本体にはメインストラップとトップストラップを取り付ければOK。あとは好みでコントローラー取り付けバンドを装着しましょう
コントローラーには単4型乾電池×2を入れてから、リストストラップを"必ず"取り付けましょう。Gear VRのコントローラーはわりと小振りなので、エキサイトして操作していると強烈な速度で放り投げがちなのでご注意ください
Gear VRの右側面には、ホームボタン、戻るボタン、タッチパッド、ボリュームボタンが配置されています。コントローラーを忘れたり、電池が切れてしまっても、Gear VRだけで従来どおりの操作が可能なわけです
安価なVRゴーグルでは省かれがちですが、上部にピント調整ダイヤルが用意されています。個人差に合わせて鮮明な映像に調整可能です
本体下部右側には、USB Type-C端子が用意されています。長時間VR空間に没入したいときは、少々煩わしいですがケーブルを接続して電源を供給しましょう
コントローラー表面には、タッチパッド、ホームボタン、戻るボタン、ボリュームボタンが......
コントローラー裏面にはトリガーボタンが配置されています
なおGear VRには標準でUSB Type-C端子用デバイスロックボタンが装着されています。とはいえ、USB-C専用というわけではなく、同梱のmicroUSB端子用デバイスロックボタンと付け替えることで、microUSB端子を備えたGalaxyシリーズ(S7、S7 edge、Note5、S6 edge+、S6、S6 edge)でも利用可能です
さてGear VRのセットアップは実にカンタンです。まずGalaxy端末をGear VRに装着すると......
自動的にGear VR用アプリケーションのインストーラーが立ち上がります。ここでいったんGalaxy端末を取り外します
あとは画面の指示に従うだけでOKです
Gear VRに必要なアプリの総容量は139.7MBです。ギガを節約するためにできればWi-Fi環境でインストールしましょう
Galaxy S8+は標準設定ではFHD+(2220×1080ドット)に設定されていますが、Gear VRを利用する際にはWQHD+(2960×1440ドット)への変更が必要になります。動作速度や消費電力を重要視するなら、Gear VRでプレイするたびに画面解像度を切り替えましょう
Gear VRの公式ストア「Oculusストア」を使ったことがなければここで会員登録する必要があります。筆者はOculusアカウントを取得しており、またFacebookアカウントを紐付けているので、FacebookアカウントでそのままOculusストアにログインできました
最後にGalaxy端末とGear VRのコントローラーをペアリングします。コントローラーのホームボタンを長押ししてペアリングモードに移行したら、Galaxy端末で"ペアリング"ボタンをタップします
これですべての作業は完了。Galaxy端末をGear VRに装着すれば......
Oculus Homeが表示されます。全体の作業時間は15〜20分程度です。もちろん回線速度によって作業時間は変動します
さて現時点(6月9日)でGear VRのコントローラーに対応した「コントローラーReadyアプリ」は46本です。その内、無料アプリは10本ですが、有料アプリは190〜990円と比較的安価です。
ゲーム、コンテンツはGear VRをかぶった状態でも、スマートフォン単独でもインストール可能。インストールするタイトルが決まっているなら、スマートフォン用Oculusストアのほうがインストールしやすいです
Oculusストアで配信されているゲームの多くは、Google Cardboard、Daydreamでも配信されていますが、なかにはOculus Studiosで製作された独占タイトルも存在します。Galaxy S8/S8+はDaydreamに対応する予定なので、スマートフォン用VRコンテンツのほとんどすべてを網羅できるのが大きなメリットです。
これはOculus Studiosが製作したGear VRコントローラー対応シューティングゲーム「Dead and Buried」。無料です
さて肝心のコントローラーの使い勝手ですが想像していたより良好です。上で紹介した「Dead and Buried」では、VR空間内でコントローラーの位置に手が表示されるのですが、指先を動かすことも可能です。
ゲームとしても実に秀逸な出来。ハンドトラッキングできないので手の位置は固定されるのですが、本作は主人公がガンマン。「腰だめ撃ち」でのガンシューティングに違和感がありません。
また、ダメージを一定以上受けると「LAST CHANCE」と表示されて、周囲の時間がゆっくり流れる「バレットタイム」が始まります。このバレットタイム中は、弾丸をリロードせずに無制限に撃ちまくれるので非常に爽快です。
新型Gear VRを入手したら、「Dead and Buried」を真っ先にお楽しみください!
同じく専用コントローラーを利用可能なDaydreamは発売日が現時点では未定。「HTC U11」と接続するVRデバイス「HTC LINK」は7月下旬発売予定です。いますぐ遊べるスタンドアローンVR環境としてはGalaxy S8と新型Gear VRが最強と言っても過言ではありません。
VRを知り尽くしているOculusが共同開発しているので、今後の独占タイトルも期待できますね。ドコモ&auが一刻も早く新型Gear VRをキャンペーン応募者に届けてくれることに期待したいところです。