学生の窓口編集部

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こんにちは! 都内を中心にさまざまな学食を巡っている早稲田大学学食研究会です。

みなさんはかつて戦前に『早稲田の政治、三田の理財、駿河台の法学、白山の哲学』という名門大学を表した言葉があったのをご存知でしょうか? 「早稲田の政治」は早稲田大学の政治学、「三田の理財」は慶應義塾大学の経済学、「白山の哲学」は東洋大学の哲学を指しています。

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では「駿河台の法学」とは? 駿河台と言えば明治大学と思うかもしれませんが、実はこれは中央大学のことを指しています。1926年〜1978年には中央大学の文系キャンパスは東京のド真ん中、駿河台(御茶ノ水)にあったんだそうです!

文系キャンパスは現在多摩に移転していますが、今回はそんな、かつての文系学部と同じく都心に位置する理系キャンパス、中央大学後楽園キャンパスの学食「C-cube」へ調査に向かいました!

キャンパス&学食の外観

中央大学後楽園キャンパスは、東京メトロ南北線・丸の内線が乗り入れる後楽園駅4a出口から徒歩5分の場所に位置しています。付近には東京ドームシティや娯楽施設のラクーア、さらに少し歩けば新緑豊かな小石川後楽園があります。

東門から入り、直進すると右手に3号館があります。

その3号館の中に位置するのが、今回お目当ての学食「C-cube」です。

学食の内観

温かみのある色の机や、気さくな食堂のおばちゃんのおかげか、どこか懐かしいアットホームな印象がある学食です。

近年学食は非常に多様化していて、民間の有名企業を誘致したり、フレンチやイタリアン、果てはお寿司などメニューもさまざまなものを用意したり、いわば『学食革命』といった状況です。そんな特殊な趣向を凝らした学食はもちろんおいしくて好きなのですが、学食らしさに溢れる「アットホームな学食」も学生にとってはなくてはならない存在なのではないか、と思います。

学食内は基本的に長机で構成されており、座席数は175席です。私たちは夜の営業時間に訪れたのですが、食事をしつつ、数名で固まってのんびり過ごしている中央大生の姿が見られました。また、カウンター席もあるのでお一人さまでも気軽に利用できます。

メニューについて

「C-cube」ではカフェテリア方式を採用しており、単品をいくつか選んで注文するシステムになっています。ショーケースに並んでいるおかずの中から自分の好きなメニューを取れる仕組みです。

この日は肉じゃが(120円)やミネストローネ(150円)、ハンバーグ(150円)など和洋中さまざまなメニューが揃っていました。

   ミネストローネ(180円)

ショーケースからおかずを取る以外にも、カウンター上部に表示されているメニューの中からオーダーすることもできます。

さすが男子学生が多い後楽園キャンパスなだけあって、がっつりおなかを満たしてくれる丼メニューが充実しています。

魅力的なメニューが数あるなかで、特に目立っていたのは「トマトつけ麺」! 「あのマツコデラックスが食べた」と言われると、とても気になりますね……!



中央大学学食「C-cube」のおすすめメニュー第1位「トマトつけ麺(430円)」

学食につけ麵メニューは数あれど、トマトつけ麺はとてもめずらしい!

近年、美容と健康にいいとされるリコピンたっぷりのトマトを麺に加えたトマトラーメンは、女性を中心に人気を集めていますよね。そんな昨今のトマトラーメンブームにあやかった(?)中央大学のトマトつけ麺。スープはとても濃く、そのままパスタにかけてしまえるぐらいのトロトロ感! とはいえトマト独特の酸味が効いており、あっさりしています。麺は細麺で、濃厚なスープにとてもよく絡まります! チャーシュー、ゆで卵、メンマもついていて、飽きずに最後まで楽しめるのもポイント。+50円で大盛りに変更できるので、お腹をすかせた男子学生にもうれしいですね!

中央大学学食「C-cube」のおすすめメニュー第2位「とろかけ炭火焼き鳥丼(480円)」

あつあつご飯の上にとろとろの餡と炭火焼き鳥を載せた「とろかけ炭火焼き鳥丼」。ジューシーな炭火焼き鳥の香ばしさと、塩味の餡が混じり合ってごはんをかきこむ手が止まりません!ごはんはボリュームもたっぷりで、お腹も満たされます。ごはんと餡の間にシャキシャキの長ねぎが入っているのが、いいアクセントになっていました。お味噌汁が付くのもありがたいですね。このクオリティでワンコイン以内で食べられるのはすばらしいと思います!

中央大学学食「C-cube」のおすすめメニュー第3位「韓国風おろしかつ丼(460円)」

和洋折衷ならぬ、日韓折衷メニュー。「韓国風の味付けと日本のトンカツが出会っちゃっていいのか……」と思いながら注文した韓国風おろしかつ丼です。ジューシーな肉厚トンカツの上に、ピリ辛のおろしがたっぷりと載っています。大きなカツはともすればすぐにお腹いっぱいになってしまいそうな存在感ですが、ピリ辛な味付けのおかげで食欲がムクムクと湧いてきます。ちなみにワンコイン以下なので財布はホクホク。もちろんごはんもたくさん入っています! ショーケース内のチンジャオロース(180円)や麻婆茄子(180円)も合わせて注文すれば、日中韓が一度に楽しめてしまいますね。

総合評価

おいしさ:★★★☆☆
メニューの豊富さ:★★★★★
オリジナリティ:★★★★☆
おしゃれさ:★★★☆☆
コスパの良さ:★★★☆☆
ボリューム:★★★☆☆

中央大学後楽園キャンパスの学食「C-cube」は、ホッと安心するようなアットホームな空間となっています。一般の方も利用可能ですので、他大学のみなさんもぜひ一度訪れてみてください。疲れたときに立ち寄ると、おいしいメニューと居心地のいい空間に癒されること間違いなしですよ。

文:早稲田大学公認サークル 学食研究会
1999年創立の日本最古の学食研究サークル。男女問わずインカレで現在約60名のメンバーが在籍し、都内を中心にさまざまな大学の学食を巡っています。