また、3月に広報解禁で、6月から選考開始というスケジュールは、学生にとっては企業を知るための広報期間が短すぎるという結果も出ています。企業側と大学側が話し合ってより良いタイミングを再度検討し、改めて考え直す必要があるのではないでしょうか。

 学生が参加するインターンシップでの体験は将来のキャリアを考える意味で非常に有益です。就職においても役立つでしょう。

 インターンシップの段階で「この企業は自分の目標に合っている」「働きやすい企業」と認知することができれば、短い採用広報期間だけで自分がこれから就職する企業を決めなければならない必要性がなくなります。 入社後のミスマッチを防ぐためにも、インターンシップは極めて有効な手段と言えるでしょう。 これまでは、日本経済新聞社、日経HRと共同で新卒採用事業を行ってきましたが、「キャリタス」ブランドに移行することによって集めたデータベースやコンテンツの著作権の管理など、意思決定や業務進行がスムーズになりました。 求人サイトでは「キャリタス就活」の競合ブランドである「リクナビ」「マイナビ」 に次ぐ三番手のブランドとして確立させ、さらに進化させていくことが私の役割です。 キャリタス就活の特徴は、やみくもに掲載企業数を追うよりも学生が企業によりアクセスしやすい環境を整えていることです。キャリタス就活で掲載企業を見ると、自分の学校に求人がきているかどうかが分かるので、学生が企業を選ぶ際の基準の一つになっていると聞きます。

 これは学校が企業から受け付ける求人票の管理で「キャリタスUC」を利用しており、企業から受け付けた求人票データとキャリタス就活の掲載企業データとを連携しています。 「キャリタスUC」は、全国各地の3万社を超える企業と、早稲田大、慶応大、一橋大をはじめとする800以上の学校で利用されています。自分の学校に求人票が届いていれば、その企業への関心もより高まってくることでしょう。

 このほかにも、学校へ報告された先輩の就活の体験レポートを見ることができる機能も備えています。 学生、大学、企業の関係をより近く、より密接にするお手伝いを行っており、そこが他社との一番の差別化であり、サービスの強みとなっています。

 また、当社では20年ほど前から他社に先駆けて数多くの企業の採用業務を請け負ってきました。採用アウトソーシングによる効率化や労力の軽減による採用活動の生産性向上はもちろん、将来を担う優秀な人材を採用するための全てのサポートを実施しています。 具体的には、採用広報戦略、広報物作成、セミナー・選考会場の運営をはじめ、募集告知や面接の調整、結果分析まで全プロセスをサポートしています。時には入社式の運営サポートまで行っています。

 さらに新卒紹介サービスは、ニーズの高まりを受け、近年取り扱いが飛躍的に増えました。企業の満足度も高く、毎年、継続して利用していただく割合が多いのが特徴です。 社内には「顧客に感謝される存在になろう」というメッセージを発しています。商品を販売しただけで終わっていないか。求人広告を掲載しただけで終わっていないか。お客様の課題が解決していないのであれば、目的は達成できていません。

 お客様の声に耳を傾け、目的を理解し、顧客の課題解決に貢献できる「課題解決型」事業を目指していきたいと思います。お客様の声を聞き、採用活動における課題の解決に貢献できるよう、これからも徹底して顧客との対話にこだわっていきたいと考えています。http://www.disc.co.jp
代表者:代表取締役社長 新留正朗
設立:1973年
資本金:5000万円
従業員数:430人
本社:東京都文京区後楽2-5-1 飯田橋ファーストビル9F
事業内容:企業の人財採用に関するコンサルティング、採用広報活動の企画提案、高等教育機関の学生募集に関するコンサルティング、人財紹介・派遣事業