3日、フジテレビ「村上信五とスポーツの神様たち」では、「アスリートセカンドキャリアSP」として、元Jリーガー・嵜本晋輔氏がゲスト出演。現在は、年商約220億円(2015年9月〜2016年8月)、株式会社SOUの代表取締役社長を務める同氏が、サッカーから学んだビジネスマインドを語った。

現役時代は、ガンバ大阪に所属し、宮本恒靖氏や遠藤保仁らとプレーするも、入団3年目の21歳で戦力外を通告された。「プロの世界って非常に厳しくて。何回かチャンスは頂けたんですけど、そこで結果を出せずプロの世界がここまで厳しいものかと痛感させられた」という嵜本氏は、転身を決めた理由を「プロで3年間やって自分の実力は自分が一番よく分かってた。ここから這い上がっていくよりはプライドを捨てて次のセカンドキャリアに進む方が未来の自分にとってはプラスになると判断した」と話す。

そんな嵜本氏が経営するSOUは、ブランド品の買取及び販売を行う。品川に約1,500坪のオフィスを構え、家賃だけでも月数千万円。実家がリサイクル店を経営しており、引退後2年間働いたという同氏は、「電化製品のように大きくて単価の低いものを扱うよりは、ブランド品のような価値が下がり辛いアイテムに絞って商売を行う方が将来的には成長する」などと2011年に独立した。

現在は「なんぼや」のブランドで全国40店舗まで拡大。業績を伸ばした理由を「買取の専門店に特化したから」という嵜本氏は、「ブランド品は日々価値が目減りしていくもので、店舗で販売しますと売れるのに2ヶ月〜3ヶ月かかってしまう。2ヶ月〜3ヶ月寝かすというのは、会社としてリスクがある」と説明。全国の店舗では買い取りのみを行い、そこで買い取ったブランド品は、オークションを通して同業他社に販売するビジネスモデルを築いた。

「21歳の時に、その(戦力外通告)経験ができてなければ、ここまでビジネスを100%以上の気持ちで絶対やれてない」という嵜本氏。現役時代に100%サッカーに打ち込んでいなかったという後悔が現在の糧となり、「日々限られた時間で常に100%以上、120%でやっとかないと後悔するという危機感を感じさせてくれたのはサッカーだった」と明かした。