給湯器やシステムキッチンなどを手掛けるノーリツ(兵庫・神戸、國井総一郎社長)は、明石本社工場内(兵庫・明石)に企業主導型保育園を開設し、7月から運営を開始する。

 保育園開設の目的はノーリツグループ従業員とその家族に対し、育児と仕事の両立を支援すること。

 明石本社工場とその近隣事業所には従業員の約4割が就業しており、毎年多くの従業員が産前産後休業、育児休業を取得し復職している。

 保育園を開設することで、子どもの預け先が見つからないことによる退職や、意図しない育児休業の延長を回避することができ、 出産後の早期復帰や継続したキャリア形成を可能とする。

 スムーズな復帰をサポートするため、希望者には生後57日からの入園も可能とし、特に待機児童の多い乳児の入園を優先する。目標1:計画期間内の育児休業取得状況を、次の水準にする
 男性従業員:5年間で1人以上取得する
 女性従業員:5年間で取得水準を、現状通り90%以上を維持する

目標2:育児休業からの復職後もしくは子育て中の従業員に対する支援策として、カウンセリングサービスの利用促進を図る

目標3:フレックスタイム制の適用部門・対象者を拡大する

目標4:一般従業員の年次有給休暇について、一人当たりの平均取得日数を増加させる。“ビタミンWスクエア”と称し、あらゆる部門から女性メンバー10人が集結して女性が活躍しやすい環境づくりを働きかける活動を行ってきた。定例でメンバーが集合し、「育児と仕事の両立支援ガイド」の作成や定期発行する「ビタミン通信」の発行、その他職場訪問や女性向けセミナーの実施など女性活躍の支援を実施している。