XFN-ASIAによると、マレーシアの低運賃航空会社エア・アジアのラジャブ会長は、最近の原油高騰によるジェット燃料の急騰に関し、政府による早期の航空運賃引き上げ決定の必要性を改めて強調した。地元紙ニュー・ストレーツ・タイムズが同日付で報じた。それによると、同会長は、ジェット燃料の高騰で経営に大きな影響が出ているとし、このままでは経費抑制は困難な見通しになったとした上で、「この状況が続くなら、燃料費上昇に見合う追加料金を運賃に上乗せすることを考えなくてはならない」と改めて運賃引き上げの必要性を明らかにした。同社は4月、燃料価格上昇を運賃に転嫁させるため、全路線で10%弱の値上げを行う計画を政府に打診したが、現在まで値上げの決定に至っていない。 【了】