「べっぴんさん」40話。番組スタッフがドSなのか

写真拡大

連続テレビ小説「べっぴんさん」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)第7週「未来」第40回 11月17日(木)放送より。 
脚本:渡辺千穂 演出: 安達もじり


40回はこんな話


すみれ(芳根京子)と親しくなっていく栄輔(松下優也)に、身分をわきまえるように忠告する潔(高良健吾)。
自分たちはあくまでも坂東家に仕える身なのだと。だが栄輔は、そういう考え方だからゆり(蓮佛美沙子)に遠慮があるのだと指摘し「わしは自分の生きたいように生きますわ」と宣言する。

今日も開始から8分(15分間のほぼ半分)までアンバー系の照明が続く。落ち着くのだが、中には暗いって思う人もいるのではないかと余計なお世話だが心配になる。

栄輔、お風呂にまで入る!


すみれに家に泊まる栄輔(松下優也)。お風呂にまで入るが、お湯加減を見るのは、喜代(宮田圭子)だった。そこはきちっとけじめがある。

風呂上がり、紀夫(永山絢斗)の浴衣を着て、さくら(河上咲桜)を膝に乗せている栄輔。
「可愛らしうて可愛らしうてもう、食べてしまいたいくらいや」とさくらを愛おしむ。
「栄輔さんは、明るくて楽しくて、ご両親もやっぱりきちんとなさった人だったのね」と好意的なすみれ。
その根拠は、洋服を脱いだらちゃんと畳んでいること。すみれには探偵の才能がありそう。
さらに、亡き妹が洋裁をならっていたと聞けば、「ご両親が傘をつくるのを見て育ったからね」「身近だったのよ」と探偵の才をさらに発揮。この理屈っぽさ、目下大人気連ドラ「逃げ恥」(火曜10時TBS)のみくりと共通するものがある。

切なすぎる!!


ついにさくらは栄輔を「お父さん」と呼ぶ。
栄輔は「家族ってええなあ」としみじみ。
あー切ない。
翌日、「今年は一緒に見ような 桜の花がぱーっと咲いてキレイなとこ、3人で一緒に見ような」と言って帰っていく栄輔。あー、切な過ぎる。しゃがんで見送っているさくらの後ろ姿が可愛らしうて可愛らしうてかなわないのでよけいに切なさが募る。
早く紀夫くん帰ってきて! こんなに引っ張るのは精神衛生上よろしくないですよ。
その頃、近所の時子ちゃん(時計屋の娘/畦田ひとみ)のご主人が亡くなって、お葬式が行なわれるのを見たすみれは、ますます不安な気持ちに。
どSなのか、「べっぴんさん」スタッフは!
(木俣冬)