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都内も最低気温14度と一気に冷え込んだ10月中旬の朝。

「受付開始の15分ほど前に、矢部さんがいらっしゃいました。黒スーツに白いシャツ、黒縁メガネにマスク姿。すでに30人以上が並ぶ列の最後尾につくと、冷え込むなか、1時間以上、じっと立っておられました」(保護者の1人)

超セレブ幼稚園の“入園願書”受付に並んだのは、ナインティナインの矢部浩之(44)。 矢部は、来年3歳になる長男を入園させようと、早朝から並んでいたのだ。矢部と妻の青木裕子アナ(33)は、今年に入って“園活”を続けてきたという。

「長男の幼稚園受験に熱心なのは、“教育ママ”の青木さんなんです。進学校から慶應大学に進学してTBSアナウンサーになった青木さんは、名門幼稚園に入れることで、長男の将来に“選択肢”を増やしてあげたい、という思いが強いんです」(矢部家の知人)

そんな青木に、矢部は圧倒されているという。

「矢部さんは、長男には自由に育ってもらいたいと思ってます。もちろん、青木さんに協力して、矢部さんも全力でお受験をサポートしていますが、本音では、息子には自分が好きなサッカーをやらせたいだけ(笑)」(前出・知人)

この日、早朝から矢部が願書提出に並んだ“本命”幼稚園は、運営母体の総裁を皇族が務めることが慣例になっている。では、矢部夫妻はなぜこの超セレブ幼稚園を選んだのだろう。受験情報などを発信するポータルサイト『バルクセル』代表の野倉学さんはこう言う。

「ここの卒園生は、有名小学校を受験する方が多いのはもちろんですが、みなさん、“絶対に慶應だけ!”というような“偏り”はないんです。そこで、お子さんの将来にさまざまな可能性を残すために、ここを選ばれる保護者も多いですね」

別の教育関係者もこう言う。

「なごやかで自由な雰囲気の幼稚園ですね。近くに大きな公園もあり、子供をのびのびと活動させる教育方針に共感する方は少なくありません」

なるほど、お受験指向の青木アナにも、のびのび指向の矢部にも“許容範囲”な幼稚園のようだ――。