各方面に影響を与えたSMAP解散報道

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 8月13日のSMAPの解散報道が、ファンのみならず社会全体にも影響を与えたことは、SMAPがまさに「国民的アイドルグループ」であることを証明した。芸能界では各方面からコメントが相次ぎ、その反応がネット上を駆け巡った。その一部を見ていこう。

■鈴木おさむ

 SMAPの番組を数多く手がけてきた鈴木おさむ(44)は、SMAPのこれまでに出したCDを引っ張りだし、歌詞を引用して気持ちを表現した。「愛することを止めることはできないぜ! と飛び出してきた彼らは、正義の味方なんかあてにならない時代に、心の鏡をかざし、ネバーギブアップと励まし、笑顔のゲンキを配り、時には雪を降らし、ずっと忘れることのできない思い出を作り続け、君は君だから変わる必要なんかないからとささやき」と、数々の曲名を引用しながら語り、想いを表した。

 これにはファンが好反応。「感動した」「SMAPへの愛があふれてる」など、鈴木おさむを称賛する声が相次いだ。

■TOKIO 山口達也

 TOKIOの山口達也(44)は、『ZIP!』(日本テレビ系)でのコメントで、「SMAPは一回なくなってしまいますが、戻るかどうかというのは誰にもわかりません。メンバーも発言する場所がなくてモヤモヤしていることもあるかもしれません。12月31日までSMAPというカタチがある以上、SMAPを応援したいと思います。」と言葉を選びながら語った。

■TOKIO 国分太一

 TOKIOの国分太一(41)は、『白熱ライブビビット』(TBS系)でのコメントで、「1月の騒動からこの8月15日になるまで、いろいろ考えて僕は信じていましたけれども、結果こういう発表になってしまいました。非常に残念ですし、ショックです」としながらも、「どこか、何か起きるんじゃないかと僕は信じたい」と希望を見せた。
 同じジャニーズ事務所所属ながら、この件に触れたふたり。その率直な心境を語ったことに、ファンからも喜びの声が上がっている。

■あびる優

 一方で、個性的な反応を見せたのがタレントのあびる優(30)だ。

 SMAP解散を伝えたジャニーズ事務所の対応を、『アッコにおまかせ!』(TBS系)出演時に「FAXの内容が丁寧」と絶賛。「さすがジャニーズ事務所さん」と独特の目の付け所で反応し、共演者が困惑するシーンも。これを見たファンも「今年一番の失笑」「事務所に言わされているのか」と、疑問を抱く声が数多くあがっている。

 いっこうに収まりそうにないSMAPの解散騒動。芸能界や著名人を巻き込みながら、その波紋はまだまだ広がりっていきそうだ。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。