ビジネスメールで気になる言葉の誤用、1位は?
メディケア生命保険は6月2日、「ビジネスマナーに関する調査」の結果を発表した。同調査は4月25日〜27日、20〜59歳のビジネスパーソン(正社員・公務員・団体職員)の1,000名を対象に、ネットエイジアによるインターネットリサーチで実施している。
「直近1年間にしてしまったビジネスマナーのミス」を聞いたところ、21.7%で「敬語」が最も多くなった。次いで「電話応対」(15.1%)、「あいさつ(目上の方に"ご苦労様です"と言うなど)」(11.6%)、「トラブル・クレーム対応」(11.4%)、「メールのやりとり」(6.9%)と続いた。
「ビジネス文書・ビジネスメールでしばしばみられる言葉の誤用を提示し、気になるか、気にならないか」を質問した。それぞれ「気になる」(「非常に気になる」+「やや気になる」)の割合をみたところ、65.7%で「役職名と『様』や『殿』の併用」が最も多くなった。次いで「『各位』と『様』や『殿』の併用」(62.8%)、「『お体をご自愛ください』と記述すること」(50.7%)、「『存じ上げる』と『存じる』の混同」(50.3%)と続いた。
「メールに関する事柄について、ビジネスマナーとして"アリ"か"ナシ"か」を聞いた。「アリ」の割合が最も高かったのは「『〜させて頂く』という言葉遣い」(70.6%)だった。次いで「上司や取引先のメールの結びで『取り急ぎ○○まで』を使うこと」(46.4%)、「宛名で社名や部署を省略すること(名前+様だけ)」(32.9%)、「件名に『Re:がいくつも続くこと」(32.8%)と続いた。一方、「ナシ」の割合が最も多くなったのは「遅刻・欠勤の連絡をメールだけで行うこと」(83.3%)となった。