プレミア制覇は「信じられない」…さらなる向上誓う岡崎「もっと多くの点を」

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 レスターの地元紙『Leicester Mercury』が24日、日本代表FW岡崎慎司の特集記事を掲載。プレミアリーグ制覇を果たした今シーズンを振り返り、岡崎が心境を明かしている。

 昨年夏の移籍市場でマインツからレスターへ移籍し、加入1年目でプレミアリーグ制覇という快挙を成し遂げた岡崎。24ゴールを挙げたイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディとの2トップでチームをけん引し、38試合中36試合に出場(先発出場は28試合)して5ゴールを記録した。

 岡崎は「ヴァーディや(レオナルド)ウジョアがゴールを決めるところを見て、僕も彼らと同じように点を取りたいと思っていました。5ゴールという結果には満足していません。もっと多くの点を取りたかったですね」と、自身の得点数に満足していないことを明かし、さらなる向上を誓った。

 そのうえで「でも、このチームは偉大だと思います。勝敗に関わらず、素晴らしいチームです。僕たちはチャンピオンになりました。本当に素晴らしいことです」と喜びを語り、「今シーズンは信じられない1年になりました。初めてここに来た時、そんなこと(優勝)ができるなんて思っていなかったです。まずはプレミアリーグに残留することを考えていたので、優勝できたのは本当にすごいことです」と続けた。

 レスターが優勝を決めたのは第36節だった。1日にマンチェスター・Uとアウェーで対戦し、1−1と引き分け。翌2日に当時2位のトッテナムがチェルシーと2−2で引き分けたことでレスターの首位が確定した。

 岡崎は当時の心境を振り返り、「(優勝できると)思えるようになったのは、確かマンチェスター・U戦の後だったと思います」と明かしている。

「(優勝を確信したのが)遅いですかね。トッテナムは素晴らしいチームだと思っていたので、彼らはきっと残り全試合に勝つだろうと考えていたんです。マンチェスター・U戦ではかなりのプレッシャーを受けましたし」

「それでも(マンチェスター・U戦が)引き分けに終わって、次の日にスパーズ(トッテナム)の試合を観ました。(前半が終わって)2−0(でトッテナムのリード)だったので次の試合の準備を始めましたが、(2−2の)引き分けに終わりましたね。びっくりしました」

 2試合を残して優勝を決めたレスター。最終成績は23勝12分け3敗で、2位アーセナルに勝ち点差「10」をつけての初制覇となった。