台湾、国際線搭乗口での本人確認義務化へ  テロ対策で5月から

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(台北 21日 中央社)交通部(交通省)民用航空局は21日、国際テロの脅威が高まっているのを受け、来月1日から、航空会社による国際線搭乗口でのパスポートと搭乗券の照合を義務化すると発表した。

民航局は昨年11月にフランス・パリで、今年3月にはベルギー・ブリュッセルでそれぞれテロ事件が発生し、多数の死傷者が出たと指摘。国際テロの脅威は存在し続けており、航行の安全確保のため、米国、日本、韓国などの保安対策を参考に、搭乗口での本人確認の厳格化を実施するとした。

同局は搭乗までの時間を減らすため、能動的にパスポートと搭乗券を航空会社に提示するよう呼びかけている。

(汪淑芬/編集:杉野浩司)