「子猫を飼っては、飽きると放置する鼻つまみ一家。猫たちは玄関前で入れてほしいと鳴き続け...」(岩手県・40代女性)
ペットを放置する、困った飼い主に関する投稿は以前にも紹介したが、同じような人は各地にいるようだ。
岩手県のDさん(40代女性・事務職)の実家の近所に暮らす一家は、30年以上もそうした行いを繰り返す常習犯。そのひどい言動の数々とは――。
年を取ると放り出して、エサもやらない
私の実家の、南向かいの家の話です。ここの夫婦は30年以上、猫を飼っては捨て、飼っては捨てということを繰り返し、近所の鼻つまみ者になっています。
というのも、彼らが好きなのは「猫」ではなく「子猫」。いつも拾ったり買ったりして、幼い猫を飼い始め、しばらく文字通り「猫かわいがり」するのですが、大きくなって(彼らの基準では)かわいくなくなったら、そのままポイ。二度と家に入れることもなく、エサなどはもちろんやりません。
画像はイメージです(Jimmy Bさん撮影、Flickrより)
突然捨てられた猫にしてみれば、何があったのかわかりません。しばらくの間、家の前で入れてくれるよう、何度も鳴いて懇願します。しかし、ドアが開かれないことを理解すると、寂しくその場を去っていきます。その姿が、子ども心にかわいそうでたまりませんでした。
放置された猫たちの糞尿が...
ですが、近所にとって迷惑なのはそれから。放置された猫たちは、結局野良猫になるしかありません。当然、庭に入りこんだり、物置に住みついたり......。
特に困るのは、花壇や家庭菜園への「被害」です。田舎なので皆さん、土いじりを楽しみにされているのですが、土を起こした後には必ず猫たちがやってきて、糞を残していきます。オシッコもありますから、臭いも酷くてしょうがありません。もちろん、皆さん抗議しますが、「もうウチの猫じゃない」の一点張りです。
猫だけではなく、夫婦は各方面で周囲に迷惑をかけっぱなしです。たとえば町内会費などは当然のように払いませんし、それどころか好きで取っている新聞の購読料などでさえ、「今は金がない」と滅多に出しません。
住民からの「逆襲」で実家にとばっちり
最近はもうご近所さんも説得を諦めていて、ささやかな「仕返し」として、庭にされた糞をまとめて、例の夫婦の敷地内に投げ込む、ということがちょっとしたブームになっているんだそうです。ところが、その糞をこの夫婦、よりにもよって向かいであるうちの庭に捨てるようになりました。とんだとばっちりですが、母も高齢ですし、手の打ちようもありません。
過去には交番に相談した人もいたそうですが、「その程度の被害では何もできない」と断られてしまったそうです。町内会長さんは「あの人たちに話は通じない」と完全にさじを投げています。私としては、せめてうちの庭に糞を捨てられることだけはなんとかしたいのですが、ご近所さんは口をそろえて、こう言うばかりです。
「気の毒だが、××××には構うな」
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