花見のゴミ&場所取り問題を同時解決! 福岡の名所が取った策がすごい
[めんたいワイド- 福岡放送] 2016年3月24日放送の「特報THEスライドショー・赤版」のコーナーで、花見シーズンになると出てくるゴミ問題について取り上げました。
天神中央公園(yuki5287さん撮影、Flickrより)
お花見シーズンになると、公園などで飲食をすることで毎年問題になっているのがゴミ問題です。
東京都の小金井公園では3日間に4トンのゴミが出ていましたが、ある秘策で9割減にすることが成功しました。その方法が、ゴミ箱撤去です。
ゴミは花見客に持ち帰ってもらい、出店で買った物(容器や箸)は購入した店に返却するという方法を取るだけでゴミが激減したそうです。
罰金制の方がいいのでは? という声もあったようですが、ゴミ箱を撤去するだけで個人個人がゴミを持ち帰らないといけないという意思が生まれ、ゴミの量を減らすことができたと成果を感じているそうです。
福岡市ではゴミ問題だけではなく、場所取り問題も解消!
福岡市でもゴミ減量作戦を行っています。桜の名所である天神中央公園では「県内唯一 花見の場所届け出制」をとることで、ゴミ量は7割減、場所取り問題も解消されるようになりました。
この「花見の届け出制」、全27区画あり1グループ2区画(4時間利用)と決まっており、届け出はネットや電話ではなく、事務所で対面しての申し込みとなっています。
対面することでその区画を誰が使っているかというのが担当者に分かっているため、ゴミを置いて帰るという人も減っているそうです。
以前よりゴミの量が減り、場所取りの問題もなくなるのはいいのですが、対面しての申し込みのわりにゴミの量が7割しか減っていないというのはちょっと残念ですね。遠足ではないですが「家に帰るまでがお花見」です。自分が持ってきたものは、きちんと持ち帰るというマナーは守って欲しいですね。(ライター:ぴよこ)