[Jステーション-広島HOMEテレビ]2016年3月24日放送の「弥生の甘味紀行」のコーナーで、夏目漱石の小説「坊っちゃん」の舞台にもなった松山の甘味処を紹介していました。

道後温泉(titanium22さん撮影、Flickrより)

愛媛県松山市にある道後温泉は、小説「坊っちゃん」の舞台にもなっています。今回は文豪夏目漱石も愛した甘味が味わえるお店を紹介します。

夏目漱石が愛した甘味「坊っちゃん団子」

商店街の一角にあるお店「つぼや菓子舗」では、夏目漱石が小説の一文にも入れた大好物「湯晒団子」を味わうことができます。当時は一皿に7つの団子がのっていましたが、それを2皿食べたという話も伝わっています。

当初一色だった団子を、2代目が白あんと抹茶を加え3色の「坊っちゃん団子」を考案しました。小豆は北海道産のもの、白餡も北海道産のてごまめを使用していて、材料にもしっかりとしたこだわりが見られます。

風景と松山銘菓が楽しめるお店「ミュージアムカフェ」

続いては、ロープウェイで松山城へと向かいます。城へと続く道には、両サイドに桜が植えられていて、見ごろになると一面に広がる桜が楽しめます。今年の見ごろは4月初旬ごろだということです。

建築家の安藤忠雄さんが手がけたという「坂の上の雲ミュージアム」では現在、地元ゆかりの正岡子規にまつわる企画展「子規と帝国大学」を開催していて、子規が書いた、貴重な紀行文なども展示されています。企画展は2017年2月19日まで開催されます。

建物内にあるミュージアムカフェでは、地元愛媛の砥部焼を使ったお茶タイムが楽しめます。ガラス張りの店内から景色を楽しみながらいただく、松山銘菓「一六タルト」はまた格別です。

みかんの美味しさを堪能!「みかんの木」

続いて訪れたのは、今、観光客に人気のスポット「みかんの木」です。店内には、所狭しとみかんに関する商品が約300種類並んでいます。

一番人気の「温州みかんジュース」は、砂糖や水を一切使わず、温州みかんそのままの味が楽しめます。もう一つの人気商品「みかん大福」には、みかんが丸ごと使われており、みかんの酸味と甘みが程よく調和しています。

歴史を感じる銘菓や、小説に登場するお菓子が楽しめる旅。小説片手に楽しむのもおすすめです。(ライター:haruhana)