ポテトサラダは美味しい。それに加えて、じゃがいもがメインであればどんな具が入っていても名乗れる寛容さがある。しかし、その懐の広さが様々な派閥を生み、人によっては敬遠される素材もある。

Jタウン研究所は「ポテトサラダの具、苦手なのはどれ?」をテーマに、都道府県別でアンケート調査を行った(総得票数1665、2016年2月22日〜3月28日)。はたして、その結果は――。

上位は果物系が独占



最も多くの人が「NO!」と言ったのはみかんだった。32.5%の人が投票し、2位に倍以上の差をつけてトップに立った。

2位は同じく果物系のリンゴ。以前から賛否があった2つが上位に入った。

3位には意外にも玉ねぎがランクインしている。ポテトサラダには標準的に入っている食材だが、生の玉ねぎ特有の辛みを苦手とする人も多いようだ。

4位と5位はほぼ同率でグリーンピースとキュウリが入った。これらも一般的だが、それ故に苦手人口を増やしたと思われる。

画像はイメージ(Norio NAKAYAMAさん撮影。flickrより)

上位と下位を比較すると、果物、野菜系の素材が嫌われる傾向にあるようだ。

ポテトサラダはマッシュされたじゃがいものしっとり、ホクホクな食感と、塩やマヨネーズでの味付けが軸となっている。今回上位にランクインした食材はそういったポテトサラダの軸からは遠く、食感にしても味にしてもそれぞれ自己主張が強い。苦手と思われる原因はそういったミスマッチにあるのではないだろうか。

上位ほどサラダ感は増すが、下位に行くほどに別の料理に、具体的にはコロッケ感が増していく。多くの人はポテトサラダを「サラダ」として見ていないのかもしれない。