退去・立入禁止・解体...新国立競技場工事で、封鎖されゆく旧明治公園エリア
新国立競技場のデザインに、隈研吾氏の「A案」が決まってから、もう3か月がたった。
Jタウンネットは2015年12月に競技場跡地を訪れた(参照:国立競技場の跡地前で、生ガキをドロッと垂らして食べてみた)が、さらに工事は進行しているという。変わりつつある現場を、ひさしぶりに歩いてみた。
公園跡地は「立ち入り禁止」に
広場は封鎖済み
在りし日の広場(15年12月21日撮影)
記事で「生ガキ」を食べた明治公園の広場は、16年1月27日に廃止済み。旧国立競技場と明治公園の境界にあった新宿区道(43-690)は、すでに11月27日に廃止されていたが、12月時点では歩行者に限って通行できた。しかし1月26日以降は、関係者以外立ち入り禁止となっている。
廃道後もしばらくは歩行できた(15年12月21日撮影)
封鎖された道路
「立ち入り禁止」を伝える張り紙
より強い口調の「退去勧告」も
明治公園の閉鎖に伴い、都営霞ヶ丘アパートが建っている区画に、新たに都立公園が整備される予定だ。アパートは解体間近で、新たに掲示された「解体工事のお知らせ」が張られている。工期は4月8日〜12月15日。新国立競技場と同じく、大成建設が請け負う。
霞ヶ丘アパート
「解体工事のお知らせ」
アパートの一部出入口は、「防犯・安全管理対策のため閉鎖いたします」の張り紙とともに、すでに閉じられていた。前回の東京五輪(1964年)にあわせて建てられた、霞ヶ丘アパート。その古き良き景色が見れなくなる日も、そう遠くはなさそうだ。
霞ヶ丘アパートの路地
閉ざされた出入口
霞ヶ丘アパート遠景