[めんたいワイド- 福岡放送] 2016年3月15日放送の「特報THEスライドショー」のコーナーで、福岡県議会の交通費について取り上げました。

九州各県議会の交通費は佐賀県と長崎県で3000円+実費、鹿児島県で5000〜1万5000円となっています。

画像はイメージです(Chavo Ramirezさん撮影、Flickrより)

しかし福岡県は1〜2万円と高額。県の担当者に話を聞くと、「深夜タクシー帰宅の場合、1〜2万円かかることがあった。それを基準にしてこの金額になっている」とのこと。この金額、出席するだけで1万円貰えるようになっており、自宅に距離に応じて最高額2万円まで貰えるようになっています。

財政を考え、経費削減をしなくてはいけないと言われているなか、何故交通費のカットができないのかと問題になっています。

県民からは「そんなにタクシー代はかからない!」と非難の声も

出席するだけで1万円の交通費が払われるということは知られておらず、これを知った福岡市民は困惑。

実際、市内の場合は深夜タクシーを利用しても1万円かかることはほとんどなく、近い場合は1000円程度しかかからないこともあるそう。

「一般企業の場合、仕事で帰りが遅くなった時に深夜タクシーの利用はできても、その時の費用は領収書を貰わないと支払いをしてくれない。これが普通なのでは?」という声も出ていました。

実は交通費だけではなく、議会出席で宿泊が必要な場合、交通費以外に宿泊費1万3300円が支給されており、交通費と合わせて2万3300円貰っていることになるそうです。

支払われている費用は全て税金です。他の都道府県は財政難や税金を無駄に使わないようにと議員の交通費は廃止・実費に切り替えているそうです。福岡県も財政的にゆとりがあるわけではないので、「県民の税金を使っている」という意識を持って見直しをしてもらいたいですね。(ライター:ぴよこ)