本気のVAIO Phone Bizが登場で、普及に拍車? 国内のWindows Phoneをチェック
ソニーから独立したVAIOが新しいスマートフォン「VAIO Phone Biz」を発表した。
前回Android搭載のVAIOスマートフォンでは、中途半端な品質で評判を落としたが、今回はアルミ削り出しボディにハイスペックのパーツを搭載するなど、本気さがうかがえる製品となっている。
搭載するOSはWindows 10 Mobileと、国内でも注目度の高いWindows Phoneでのチャレンジとなる。
VAIOはWindowsパソコンメーカーだけに、Windows 10との連携が強力な「VAIO Phone Biz」は、VAIOの資産を活かせる本命といえるスマートフォンだろう。
また現状、国内でライバルとなるWindows Phoneが少ないことも、「VAIO Phone Biz」への期待度もあがりそうだ。
そんなわけで、「VAIO Phone Biz」含め、現時点で購入できるほかのWindows Phoneもチェックしてみよう。
●美しい見た目でハイスペックなVAIO Phone Biz
VAIO Phone Bizのスペックは次のとおり。後述する、ほかWindows Phoneよりハイスペックなことがわかる。
美しい見た目でハイスペックなVAIO Phone Biz
・ディスプレイ:5.5インチ 1080x1920
・CPU:Snapdragon 617 1.5GHz/8コア
・メモリー:3GB
・ストレージ:16GB
・カメラ:1300万画素/500万画素
アルミ合金と強化ガラスで構成されるボディは高級感があり、高い剛性を誇る。ディスプレイの解像度、CPU、搭載メモリーなど、ほかのWindows Phoneと比べてもハイスペックだ。当然、パソコン化して使えるWindows 10 MobileのContinuum機能にも対応する。
Continuumとは、スマートフォンをHDMI端子や無線(Miracast)経由でディスプレイに接続し、あたかもデスクトップPCのように使える機能だ。ディスプレイには、Windowsのデスクトップのような画面が表示され、スマートフォンの画面から操作できる。
キーボードやマウスも繋げば、まさにPCのように使える、
(ディスプレイとの接続には、別途ワイヤレスアダプターが必要)。
プリインストールされているOffice Mobileを使えば、PCがない場所でもファイルの編集作業やプレゼンなどが行えることで、大きな期待が集まっている。
Bizの名前が表すとおり、ビジネス用途が想定されるが、個人でもVAIOストア、量販店、BIGLOBEや楽天モバイルなどのMVNOキャリアでも購入できる。
発売は4月で予想価格は5万円台だ。
●国内では出遅れたWindows Phone端末
世界市場も、国内市場も、スマートフォンはiOSとAndoroidの2強で二分されている。まだWindows Phoneに馴染みがないという方がほとんどだろう。
実は、2011年にはauからWindows Mobile 7.5搭載の「IS12T」(東芝製)が発売されたが、その後はしばらく国内でWindows Phoneの発売は見送られてきた。
しかし、パソコンでのWindows 10の登場にあわせて、操作やデザインをWindows10に統一したWindows Mobileが登場したことで、昨年から国内でもWindows Phoneを発売するメーカーが増えてきている。
現在、発売されているWindows Phoneをみてみよう。
Continuum対応で、機能もデザインもこだわったNuAns NEO
Continuum対応で、機能もデザインもこだわったNuAns NEO
メーカー:トリニティ
・ディスプレイ:5.0インチ 720 x 1280
・CPU:Snapdragon 617 1.5GHz/8コア
・メモリー:2GB
・ストレージ:16GB
・カメラ:1300万画素/500万画素
・価格:4万6000円前後
・特徴:ハイスペックでContinuumに対応。木目などのカバーデザインを選べる。
○Windows Mobile搭載 手堅い作りとお手頃価格MADOSMA
Windows Mobile搭載 手堅い作りとお手頃価格MADOSMA
メーカー:マウスコンピューター
・ディスプレイ:5.0インチ 720 x 1280
・CPU:Snapdragon 410 1.2GHz/4コア
・メモリー:1GB
・ストレージ:8GB
・カメラ:800万画素/200万画素
・価格:2万4800円
・特徴:国内では4年ぶりのWindows Phone。先陣を切って発売される。
○低価格で入門に最適なKATANA02
低価格で入門に最適なKATANA02
メーカー:フリーテル
・ディスプレイ:5.0インチ 720 x 1280
・CPU:Snapdragon 210 1.1GHz/4コア
・メモリー:2GB
・ストレージ:16GB
・カメラ:800万画素/200万画素
・価格:1万9800円
・特徴:スペックは限定的ながら、買いやすい価格。下位モデルのKATANA01なら、1万円台前半で買える。
実は、このほかにも、ヤマダ電機、ドスパラなどからも発売されている。特にパソコンメーカーやショップブランドなどが活発に動いているのが特徴だ。
スペック面では、VAIO Phone Bizが頭一つ抜け出ている感はあるが、まだ差は、それほど大きくないので、価格などとあわせて選ぶとよいだろう。
パソコンとの連携が良いWindows Phoneだが、弱点もある。
iPhoneやAndroidと比較して、まだアプリが少ないことだ。
今後、機種の増加にあわせて、iOSやAndroidアプリの移植など対応アプリが増えると期待されている。
それでもWindows Phoneは、今後が期待されているのは、やはり、タイルメニューの採用などWindows PCと操作性が近いところだろう。また、オフィスファイルの扱いやすさなどもある。個人利用だけでなく、ビジネス用途でのメリットが大きい点は、Windows Mobileの大きな強みだ。
個人ユースではiPhone、Androidスマホを利用し、ビジネスユースにはWindows Phoneといった選択肢が、現在のところでは有効そうだ。
前回Android搭載のVAIOスマートフォンでは、中途半端な品質で評判を落としたが、今回はアルミ削り出しボディにハイスペックのパーツを搭載するなど、本気さがうかがえる製品となっている。
搭載するOSはWindows 10 Mobileと、国内でも注目度の高いWindows Phoneでのチャレンジとなる。
VAIOはWindowsパソコンメーカーだけに、Windows 10との連携が強力な「VAIO Phone Biz」は、VAIOの資産を活かせる本命といえるスマートフォンだろう。
また現状、国内でライバルとなるWindows Phoneが少ないことも、「VAIO Phone Biz」への期待度もあがりそうだ。
そんなわけで、「VAIO Phone Biz」含め、現時点で購入できるほかのWindows Phoneもチェックしてみよう。
●美しい見た目でハイスペックなVAIO Phone Biz
VAIO Phone Bizのスペックは次のとおり。後述する、ほかWindows Phoneよりハイスペックなことがわかる。
美しい見た目でハイスペックなVAIO Phone Biz
・ディスプレイ:5.5インチ 1080x1920
・CPU:Snapdragon 617 1.5GHz/8コア
・メモリー:3GB
・ストレージ:16GB
・カメラ:1300万画素/500万画素
アルミ合金と強化ガラスで構成されるボディは高級感があり、高い剛性を誇る。ディスプレイの解像度、CPU、搭載メモリーなど、ほかのWindows Phoneと比べてもハイスペックだ。当然、パソコン化して使えるWindows 10 MobileのContinuum機能にも対応する。
Continuumとは、スマートフォンをHDMI端子や無線(Miracast)経由でディスプレイに接続し、あたかもデスクトップPCのように使える機能だ。ディスプレイには、Windowsのデスクトップのような画面が表示され、スマートフォンの画面から操作できる。
キーボードやマウスも繋げば、まさにPCのように使える、
(ディスプレイとの接続には、別途ワイヤレスアダプターが必要)。
プリインストールされているOffice Mobileを使えば、PCがない場所でもファイルの編集作業やプレゼンなどが行えることで、大きな期待が集まっている。
Bizの名前が表すとおり、ビジネス用途が想定されるが、個人でもVAIOストア、量販店、BIGLOBEや楽天モバイルなどのMVNOキャリアでも購入できる。
発売は4月で予想価格は5万円台だ。
●国内では出遅れたWindows Phone端末
世界市場も、国内市場も、スマートフォンはiOSとAndoroidの2強で二分されている。まだWindows Phoneに馴染みがないという方がほとんどだろう。
実は、2011年にはauからWindows Mobile 7.5搭載の「IS12T」(東芝製)が発売されたが、その後はしばらく国内でWindows Phoneの発売は見送られてきた。
しかし、パソコンでのWindows 10の登場にあわせて、操作やデザインをWindows10に統一したWindows Mobileが登場したことで、昨年から国内でもWindows Phoneを発売するメーカーが増えてきている。
現在、発売されているWindows Phoneをみてみよう。
Continuum対応で、機能もデザインもこだわったNuAns NEO
Continuum対応で、機能もデザインもこだわったNuAns NEO
メーカー:トリニティ
・ディスプレイ:5.0インチ 720 x 1280
・CPU:Snapdragon 617 1.5GHz/8コア
・メモリー:2GB
・ストレージ:16GB
・カメラ:1300万画素/500万画素
・価格:4万6000円前後
・特徴:ハイスペックでContinuumに対応。木目などのカバーデザインを選べる。
○Windows Mobile搭載 手堅い作りとお手頃価格MADOSMA
Windows Mobile搭載 手堅い作りとお手頃価格MADOSMA
メーカー:マウスコンピューター
・ディスプレイ:5.0インチ 720 x 1280
・CPU:Snapdragon 410 1.2GHz/4コア
・メモリー:1GB
・ストレージ:8GB
・カメラ:800万画素/200万画素
・価格:2万4800円
・特徴:国内では4年ぶりのWindows Phone。先陣を切って発売される。
○低価格で入門に最適なKATANA02
低価格で入門に最適なKATANA02
メーカー:フリーテル
・ディスプレイ:5.0インチ 720 x 1280
・CPU:Snapdragon 210 1.1GHz/4コア
・メモリー:2GB
・ストレージ:16GB
・カメラ:800万画素/200万画素
・価格:1万9800円
・特徴:スペックは限定的ながら、買いやすい価格。下位モデルのKATANA01なら、1万円台前半で買える。
実は、このほかにも、ヤマダ電機、ドスパラなどからも発売されている。特にパソコンメーカーやショップブランドなどが活発に動いているのが特徴だ。
スペック面では、VAIO Phone Bizが頭一つ抜け出ている感はあるが、まだ差は、それほど大きくないので、価格などとあわせて選ぶとよいだろう。
パソコンとの連携が良いWindows Phoneだが、弱点もある。
iPhoneやAndroidと比較して、まだアプリが少ないことだ。
今後、機種の増加にあわせて、iOSやAndroidアプリの移植など対応アプリが増えると期待されている。
それでもWindows Phoneは、今後が期待されているのは、やはり、タイルメニューの採用などWindows PCと操作性が近いところだろう。また、オフィスファイルの扱いやすさなどもある。個人利用だけでなく、ビジネス用途でのメリットが大きい点は、Windows Mobileの大きな強みだ。
個人ユースではiPhone、Androidスマホを利用し、ビジネスユースにはWindows Phoneといった選択肢が、現在のところでは有効そうだ。