「SMAP謝罪」におけるネクタイの色/山田 美帆
皆様こんにちは。
カラーコンサルタントRosa代表・山田美帆です。
今年に入ってまだ20日程なのに、様々な芸能ニュースで盛り上がっていますね。
これらに振り回されるのは時間の無駄と考える方も多い中、今回は、先日話題になった「SMAP生放送謝罪」におけるネクタイの色について考察してみたいと思います。
同世代のせいか、私の周りにもSMAPファンは結構多く、年に数回のSMAPのコンサートに行って、うちわを振ることでいつまでも若々しくいられると宣言している友人もいます(笑)
私自身も、香取慎吾さんが司会の「SmaSTATION!!」にゲスト出演したことがあるので、それ以来SMAPは気になる存在でした。
今回の謝罪会見は、5人が横一列に並んで行われました。
その姿を見るなり、視聴者の目に飛び込んできたのは、5人のネクタイの色です。
木村拓哉さんの白っぽい色に対して、他の4人は黒っぽい色だったのです。
今回の分裂騒動に関しては、木村さんだけがジャニーズに残留の意思を示しており、独立の考えをもった4人とは、まったく別の印象を与えたのです。
このネクタイの演出には、ジャニーズ関係のスタイリストさんの思惑か、SMAPの本人たちの意志かどうかは定かではないのですが、多くの方が違和感を感じたようです。
Twitterでもかなり盛り上がったようで、「木村さんだけ白。反抗した他の4人は負け(黒星)の見せつけみたい」のような書き込みも多かったようですね。
確かに、黒は相撲でいうと勝ちを「白星」・負けを「黒星」といい、性根が悪いことを「腹黒い」と表現するように、ネガティブなイメージがあります。
古来から白は光を象徴し、黒は闇を表します。
闇の中では、常に恐怖がつきまとうので、悲しみや絶望などをほうふつさせるのです。
しかし、黒には別の意味もあるのです。
鎧を着るように身を守り、自身を強く見せる効果、そして独立心に燃えてるという内面的なエネルギーを秘めている可能性もあります。
すべての色を吸収する色なので尊い色でもありますし、人を動かす色ともいえるのです。
今回、どちらが選択したかはわからないので何とも言えませんが、もしSMAPのメンバー自身がこの色のネクタイを選んだのであるならば、自分を奮い立たせて気丈に振る舞ってほしいと思います。
また、黒は他の色を引き立てる色。
明度(明るさ)が低いので、他の色をあでやかに見せます。
今回は、木村さんを引き立てるために、他の4人を黒にした可能性もありますね。
ところで、皆様は謝罪に適した色をご存知ですか?
実は、今回の黒は向いていません。
黒はインパクトが強い色なので、相手に対して「自分に関わらないで欲しい」というメッセージを含んでいます。
一番いい色はグレー。
妥協を表し、弱々しい印象を与えます。
エネルギーも弱く、穏やかでまじめな印象を与えます。
是非試してくださいね。