「東京ドラマアウォード2015」助演女優賞に「第40回報知映画賞」助演女優賞と、'15年が躍進の年となった実力派女優の吉田羊。強い顔相を持つ女優は多いが、彼女ほど強烈でキツい相は芸能界広しと言えどなかなか見当たらない。
 吊り上がりの眉と目に、五岳(額、両頬骨、鼻、アゴ先)のすべてが出っ張る、超のつく強さ。気性苛烈で我が強く、上昇指向も強い。下の歯並びが乱れてもいて、かなりの頑固者で敵を作りやすい。

 連続ドラマ『コウノドリ』(TBS系)では前髪を垂らす髪型だったが、ネット画像や雑誌の写真などを見るとほとんどすべてで額を露出させており、もの凄い自信家だ。額の色艶が良く、強運の持ち主でもある。
 ただ、異性運・結婚運では相のキツさが裏目に出て、並みの男はもちろん、よほど豪胆な男でも保たない。後家相の典型だ。額が広いので頭は良いが、男性の好みや条件にうるさく、男縁を遠ざけてもいる。

 性ホルモンタンクの臥蚕(下瞼の睫毛の生えているあたり)が豊かとは言えず、田宅(上瞼)も肉薄で、唇も薄く、ドライで理知的。目力強く、どっしりとした大きな鼻で、性欲は強い。【淫乱度】としては「3」。
 肉付きの良い鼻に、しっかりとしたアゴで、強い眼相からも、スタミナはある。【絶倫度】は「3」寄りの「4」。
 上がり目は夫(彼氏)を尻に敷く相ながら、あげまん相で、他にも、豊かな金甲(小鼻)、おとなしい臥蚕、引っ込み加減の口元と、あげまん要素が並ぶ。しかし吊り上がりのへの字眉や、出た頬骨が大きく足を引っ張ってもいて、トータルで観て【あげまん度】は「3」寄りの「2」。
 先天的名器度が現れる、耳の穴の手前にある切れ込みは広め。口元の肉付きも良いとは言えず、【名器度】も「2」。
 これといった尻軽相はないものの、ホクロが左目尻に二つ上下に並んでいて、こちらは色難相。活きボクロなので、色情関係(結婚後なら不倫関係)がズルズルと続く暗示がある。【尻軽度】としては「2」。

 耳が大きいので、生来の結婚指向は強い。かなり年上で黒子役に撤する実務家タイプか、ペットのように可愛がれる若い男性ならば、一時的には彼女の夫がつとまるかもしれない。しかし五岳の出た極度の後家相で、結婚しても長続きはしないだろう。(顔を上下に3等分した)中停が長く、下停がやや短くて淋しく、晩年に運勢失速の可能性をはらんでいる。
 目尻に活きボクロのある女相は、婚姻関係にはない異性との縁が深く、関係も続く。後家相を逆手に取り、あえて結婚に活路を求めず女優一筋で生き、陰で恋愛生活(や遍歴)を謳歌するのが、実質的な「女の幸福」に繋がっていくと観る。

【劉飛昶プロフィール】
劉飛昶(リュウ・ヒチョウ) 観相学・東洋運命学・心理学などを独学。セクソロジーにも通じ、女相から性感の特徴などを観極め、現代にフィットした〈新〉淫相学の研究に取り組む。淫相学とは、観相術の中でも男女の交わりに主眼をおいた観法の総称。