チャンピオンズ・リーグ(CL)のグループリーグ第1戦(12日)で、ブレーメンに2−0と快勝したチェルシー。しかし、指揮官のジョゼ・モウリーニョは、自チームに出された4枚のイエローカードを“UEFAの陰謀”として、独自の批判を展開した。

 警告を受けたのは、ジョン・テリー、フランク・ランパード、ジョー・コール、ディディエ・ドログバの4選手。この判定について、ポルトガル人監督は、ギリシャ人のキロス・バサラス主審を糾弾。UEFAの思惑に従って、チェルシーに不利な判定を下したとの持論を展開した。

「本当は口に出して言いたくはないんだ。過去3年間、私は少々喋りすぎたからね。しかし、現実問題として、バルセロナは1枚もイエローカードを受けていないだろう。それに、リバプールは0枚、バレンシアは1枚、ローマは1枚。それなのに、チェルシーは4枚だ。我々に対するバイオレンスだとは思わないか?」

 しかし、バレンシアが実際に受けたイエローカードは2枚。さらに、同じ日に試合があったインテルも、同じく4度の警告を受けていたことには触れなかった。それどころか、闘将は「テリーやランパードは、プレミアではほとんど警告を受けない。しかし、ヨーロッパの大会になると、なぜかその数が突然増える」と、終始“陰謀説”を唱え続けた。今シーズンの結果次第では、自らの去就問題に発展する可能性も伝えられているモウリーニョ。まだ序盤戦ながら、CLの戦いには、かなりナーバスになっているようだ。

試合詳細 (チェルシー×ヴェルダー・ブレーメン)