4月から高校生になった15歳の浅田

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 5月14日に日本で初めて開催されるフィギュアスケート団体戦「キノシタグループカップ フィギュアスケート ジャパンオープン 2006」の大会説明が4日、都内のホテルで行われた。大会主催者側の発表によると約2年前から計画がスタートし、過去カナダで開かれた団体戦の盛り上がりを参考にしながら、実現に至ったという。競技形式は、日本、北米、ヨーロッパの3地域を代表するプロ、アマチュア選手が男女混合4人でチームを構成、3チームで優勝を争う。種目はフリー演技を滑走、チーム4人の合計点数で勝敗が決定する。

 出場が予定されている日本チームは、安藤美姫、浅田真央、高橋大輔、本田武史らが選考。対抗する海外チームの主な選手顔ぶれとして、北米チームは3月の世界選手権で金メダルを獲得したキミー・マイズナー(アメリカ)が出場。欧州チームは、世界選手権優勝4回の実績を持つプロのスケーター、アレクセイ・ヤグディン(ロシア)らがチームに加わっている。

 この発表会には、日本チームとして出場する高橋大輔(20歳)、浅田真央(15歳)の2選手も駆けつけ、注目する選手を語った。高橋はライバルとして「トリノ五輪のフリー演技で簡単に抜かれた(順位を)ジェフリー・バトル選手」。浅田は「年も近いキミー・マイズナー選手(16歳)」の名前を挙げた。

 イベントは5月14日(日)午後2時から、3万人の観客を収容できるさいたまスーパーアリーナで開催。入場チケットは、4月9日午前10時から一般発売される。なお、先行発売は[電子チケットぴあ]や[イープラス]、[CNプレイガイド]などで既に始まっている。テレビ中継は、録画編集され夜の8時からテレビ東京系列で放映。この大会にエキシビジョンで出演するトリノ五輪金メダリストの荒川静香が大会を終えて、番組内で解説することも予定されている。

 日本チームだけが地域名ではなく、1つの国名で出場する。ちなみに北米チームは、カナダとアメリカからの4選手。欧州チームはスイス、フィンランド、ロシア、フランスからの4選手で構成されている。日本だけ地域名ではないことを大会関係者へ聞くと「そう、特に理由はないですね。次回は別対抗戦でやりたい」。他の地域や国についてたずねると「予選を開催し出場国を選出。中国や韓国などアジア諸国の選手も期待している」と次回大会の狙いまで述べてくれた。

■出場3チームの選手一覧
≪日本チーム≫
女子=浅田真央、15歳
  =安藤美姫、18歳
男子=高橋大輔、20歳
  =本田武史、25歳、プロ選手

≪北米チーム≫
女子=キミー・マイズナー(アメリカ)、16歳
  =ジョアニー・ロシェット(カナダ)、20歳
男子=ジェフリー・バトル(カナダ)、23歳
  =エマニュエル・サンデュ(カナダ)、25歳

≪欧州チーム≫
女子=サラ・マイヤー(スイス)、21歳
  =キーラ・コルピ(フィンランド)、17歳
男子=アレクセイ・ヤグディン(ロシア)、26歳、プロ選手
  =ブライアン・ジュベール(フランス)、21歳

≪エキシビション≫
荒川静香/他

■入場チケットの問合せ先
チケットコール03-3443-9990
(チケット一般発売 4月9日午前10時〜)