肩こりを今スグなんとかしたいときに試したい2つのツボ 女子サッカーチームトレーナー・熊谷一郎が伝授

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肩がこってジンジンしているときは、肩の筋肉の血流が悪くなっています。だけど、肩を叩いたり、揉んだりするだけでは一時的に良くなるだけです。肩こりの原因は体のバランスが崩れ、肩にストレスが掛かっていることにあります。そんなときはツボを押してバランスを均等に調整すれば、肩こりは改善します。

ではまずヒジのツボを押してみましょう。

それから首の付け根にあるツボも試します。ツボを押すときはそれぞれ3秒から5秒押し続け、一度緩めて、もう一度3秒から5秒刺激します。

肩こりを軽くするツボ「手三里」

ヒジのツボは「手三里(てさんり)」と言います。

1.まず痛いほうの肩の腕を曲げ、手のひらで反対側の肩に軽く触れるようにします。

2.次に反対側の手のひらで曲げたヒジを軽く抱え込みます。指を揃え、薬指が曲げた手の内側のしわの先にある、出っ張った骨のところに当たるようにします。

3.すると人差し指のあたりに押すとジンとしびれるようなところがあると思います。まずは人差し指でぐりぐり押してみましょう。爪を立てないように気をつけて。少し痛みを感じるくらいまで刺激してもいいでしょう。

4.そのポイントを親指で押します。筋肉と骨の間に指が入っていく感覚です。痛いと思いますが、それが効くんです。

5.このツボを押さえたまま、手首をぐるぐる回すと効果的です。

この「手三里」は、マウスの持ちすぎで手首が疲れてきたときにも効きますから試してみてください。

これでだいたいの肩こりは少し軽くなっているはずです。それでもダメな場合は、首の付け根のツボを試してみましょう。

■しつこい肩こりに効く首の付根のツボ

1.喉の下に、左右2カ所骨が出っ張っているところ(胸鎖関節)があります。痛いほうの肩のほうの骨のすぐ下を、反対側の手でぐっと押します。

2.そのままの状態で肩を動かします。

3.押している間は肩の動く範囲が広がるようだったら、その首の付け根がこっているのです。そのまま骨とその周りを押してほぐしましょう。

いかがでしょうか。また、このツボを刺激しても肩こりが治らない場合は、他の原因も考えられます。症状がひどいようでしたら病院での診察をオススメします。

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