内閣府が2014年12月8日に発表した7〜9月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)改定値は、物価変動の影響を除いた実質ベースが前期比0.5%減、年率換算で1.9%減となった。速報値(前期比0.4%減、年率1.6%減)から下方修正した。

マイナス成長は2四半期連続。速報値後に公表された統計を基に推計し直した結果、GDPの6割を占める個人消費の低迷に加えて、企業の設備投資の弱さも鮮明となった。

物価の影響を反映した、生活実感に近い名目GDPは、前期比0.9%減(速報値0.8%減)、年率換算3.5%減(3.0%減)だった。