「時間が経てば経つほど、取引は興味深いものではなくなる。彼らがすぐに手放さないなら、本田はフリーで1月に加わるだろう」

チャンピオンズリーグ予選プレーオフへの登録期限である19日まであと数日。ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役が、CSKAモスクワMF本田圭佑の獲得交渉について、このように言及した。交渉終了を示唆するコメントだろうか? ガッリアーニ代表取締役の場合、決して分からない。

ミランはこの数日、本田をすぐに獲得するためにラストスパートを試みていた。本田とは1月の加入に向けて合意している。だが、CSKAが夏の移籍には応じていない。ガッリアーニ代表取締役はこう続けている。

「本田の状況については、とても明確だ。彼は選択をして、クラブに伝えた。CSKAは正当に彼を保有するクラブであり、彼らが望むなら、我々は8月に獲得する。望まないなら、本田は1月にフリーで加わる」

「時間は19日まである? いや、マーケットが終わるのは9月2日だよ。時間が経てば経つほど、取引が興味深いものでなくなるのは当然だ。だが、どうなるかは誰にも分からない。サッカーとはこういうものだ」

なお、ガッリアーニ代表取締役はFWマリオ・バロテッリのコンディションについて、次のようにサポーターを安心させている。

「マリオのコンディション? PSV戦には出られるだろう。ひざは良くなっている。(マッシミリアーノ・)アッレグリ監督にも聞いたが、出られるはずだと言っていた。精神的にも肉体的にも、ミランは良い状態だよ。ドイツとアメリカでチームのプレーを見たが、良いコンディションだと思った」