早ければ秋にテコ入れ交代が囁かれている『とくダネ!』(フジ系)で、次期キャスターとして、バナナマン設楽統(40)が浮上している。
 昨年4月から始まった設楽司会の主婦向け情報番組『ノンストップ!』が好調のため、朝8時からの『とくダネ!』に抜擢されるというのだ。
 「フジの場合、だいたい午前10時台の情報番組で成功すれば、朝8時の大きな番組の司会に昇格するシステムがある。過去には、生島ヒロシが『おいしいフライパン』から『おはよう!ナイスデイ』へ、小倉智昭が『どうなってるの?』から『とくダネ!』の司会になっています」(スポーツ新聞文化面担当)

 午前中の番組司会で受けたタレントは、必ず午前中の別枠でも視聴率をとる、というジンクスを大切にしているのだ。
 では、いまなぜ『とくダネ!』かというと、フジは3段階で情報番組を見直しているからだ。
 4月改編では、住吉美紀『知りたがり』を大幅にテコ入れした。しかし、『アゲるテレビ』に代えて西尾由佳理を司会に据えたが、1%台の日もあり、決してうまくいっているとは思えない。
 『知りたがり』の次は『とくダネ!』の強化。フジとしてもこのスケジュールは変更はできないという。その際、設楽が抜擢されるのでは、とみられている。

 なぜ、設楽は強いのか。
 「設楽はいま軍団を作ろうとしている。それだけお笑いの面々をおさえる力があるのです。さらに、ギャラについては、あまり細かいことを言わない。『ノンストップ!』で1本推定30万円。『とくダネ!』が倍出しても年俸1億5000万円でおさまり、小倉の推定2億円より安い。お得感があるのです」(フジ制作スタッフ)

 設楽の活躍に、くやしがっているのが渡辺正行である。
 「もともと設楽は渡辺の付き人で、いま渡辺の事務所『なべや』にいればかなり儲けているはず」(芸能界事情通)

 設楽の快進撃はいつまで続くか。
(編集長・黒川誠一)