マンU香川「ドルトムント時代とは比べものにならない緊張感」

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 7日、日本代表の香川真司が、関西国際空港内で行われたアウディ・ジャパン株式会社のブランド・アンバサダー就任会見に登壇した。

 ドルトムントで連覇を達成し、大きな期待を背負ってマンチェスター・Uに入団した香川だが、オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーやイングランド代表FWウェイン・ルーニーら世界トップレベルの選手たちがひしめく陣容の中で、いまだレギュラーポジションをつかむには至っていない。ラトビア戦から一夜明け、再びイングランドに戻る香川が、シーズン後半戦に向けて次のように意気込みを語った。

「マンUでやっていくには、やっぱり圧倒的な結果を残さないといけない。例えばチチャリート(ハビエル・エルナンデス)は10点ぐらい取っているけど、その彼でもスタメンではない。相当な努力をした上で、試合における結果はもちろん、それ以上のインパクトを残さないといけない。トップレベルでトップクラブなので、そういうインパクトを継続して残さないと、試合に出場できない舞台だと思っている」

「今のチームは、2チーム作れるくらいに選手層が厚い。その選手たちに勝つためには、自分の色を出して、個性というものをチームに植えつけないといけない。毎試合が勝負だし、そういう意識を持って練習から取り組んでいる。一日一日に疲労度は、メンタル的なものも含め、ドルトムント時代とは比べものにならない。成長しているかどうか分からないけど、毎日が勝負というのをこれほど実感しているのも初めて。すべてにおいて緊張感を持ってやっている。その作業を繰り返す中で、必要なのは結果。結果を残すことでチームメイトからの信頼も得られるだろうし、また見えてくるものがあると思う。とにかく今は結果が足りていない」

[写真]=兼子愼一郎