パリの人々の心をつかんだイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティは、今度はイタリアの人々の心をつかみたいと望んでいる。

「僕がトレクアルティスタ? イタリア代表でプレーするためなら、ゴールマウスでもプレーする。いつもそう言ってきた。今は監督が言うことを尊重し、練習で彼に答えを示そうとトライするよ」

パリ・サンジェルマン(PSG)でカルロ・アンチェロッティ監督の信頼を獲得したヴェッラッティは、今度はチェーザレ・プランデッリ監督の信頼も得なければならないのだ。

「アンチェロッティ監督もプランデッリ監督も僕を信頼してくれた。それに報いたいと強く願っている。自分が重要な存在だとは感じていない。でも、ラッキーだと感じているよ。19歳で代表の一員なんだ。誰にでもあることじゃないと分かっている」

「フランスの人たちに気に入ってもらっているのも、すごく満足だよ。僕の名前を歌ってくれると、すごくうれしいんだ。でも、これを続けなければいけないと分かっている。サッカーで最も大切なのは、確立することなんだ。アンチェロッティ? 僕にとっては父親のようなものだ。たくさんの助言をしてくれるからね。すごく助けてくれる指揮官で、可能性を与えてくれていることに僕は一生感謝する」

イタリア代表にとって朗報なのは、風邪で8日の練習を欠席したDFイニャツィオ・アバーテが、9日の練習を予定どおりにこなしたことだ。一方、GKエミリアーノ・ヴィヴィアーノは、ダイブをしての練習中に右ひざの裏側に痛みを訴えた。マッサージをし、ドクターと相談した結果、同選手は予定どおりに練習を再開している。