3日のチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第2節で、ゼニト・サンクトペテルブルクに敵地で3−2と勝利したミラン。CLだけのことではなく、次のインテルとのダービーに向けても良い勝利だ。公式戦4試合連続ゴールを挙げたFWステファン・エル・シャーラウィは、次のように語った。

「とてもハードだった。僕らは最後まで苦しんだね。でも、うまく苦しみに耐え、最後の最後まで集中を保った。満足しているよ。攻撃的な姿勢だった? 僕らにはたくさんのチャンスをつくれる選手たちがいる。前半の終わりに少し緩んで、ゼニトにゴールされてしまった。後半はハードだったよ。彼らには優れた選手がたくさんおり、終盤の僕らは守った」

「この勝ち点3には満足だ。僕のプレー位置が後ろ? 監督は攻撃面だけではなく、必要ならサイドバックもやることを求めている。僕は監督とチームのためにやるよ。この勝利はインテル戦に向けて士気や自信につながる。とても難しい試合になるだろうし、僕らは集中してピッチへ向かわなければいけない。今夜のようにね」

決勝点が彼のゴールだったかどうかにかかわらず、FWジャンパオロ・パッツィーニも非常に満足している。

「僕も触ったんだけどね。リプレーを見たいな。でも大事なのは、ゴールが決まったということだ。この結果は自信を与えてくれる。もっと早くに勝負を決められなかったのは残念だったね。CLではガードを緩めることは決してできない。2−0となったとき、自信を失った相手を戻してしまったんだ。この点は改善しなければいけない。次はダービーだ。特別な試合だね。今はこの結果を楽しみ、それからインテル戦のことを考えよう」

疑いなくヒーローとなったのは、GKクリスティアン・アッビアーティだ。ミラクルを起こした同選手は、このようにコメントしている。

「良いセーブをいくつかしたね。でも、後半のゼニトのゴールシーンではミスもあった。個人については言いたくない。今日は本当にチームの勝利だったからだ。最も難しかったセーブは、フッキのフリーキックだね。彼はカンピオーネだよ。本当に強いキックだし、彼のシュートでまだ腕が痛いんだ」