最終的に、ナンバーワンが声を上げ、友人のアドリアーノ・ガッリアーニを擁護した。ミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長が、ガッリアーニ代表取締役との別れを指摘する噂に対し、次のように話している。

「この機会に、アドリアーノ・ガッリアーニに対する全面的な信頼を強調しておく。彼は世界のサッカー界における最高のディレクターの一人であり、私とは30年来の友人だ。プロとしての評価を無条件にしている」

マッシミリアーノ・アッレグリ監督をガッリアーニ代表取締役が守ったように、ベルルスコーニ名誉会長がクラブのナンバー2にまつわる直近の騒動を鎮めた形だ。アッレグリ監督と同じように、ガッリアーニ代表取締役にも触れるなということである。

ミランは3日のチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージで、ゼニト・サンクトペテルブルクと対戦する。初戦はアンデルレヒトとスコアレスドローに終わっており、MFリッカルド・モントリーヴォはCL初勝利に向けて準備を整えているようだ。

「最近の試合でミランには懐疑的な目が向けられた。EURO前の代表と同じだね。EUROでは監督の話を聞き、自分たちに自信を持って抜け出した。だから、同じことをしなければいけない。ミランは言われているようではないよ」

「僕はケガから戻ったところで、100%ではない。ここまで自分がミランで持てる力を出せていないことは分かっている。でも、明日からそれをやりたい。僕らは責任を感じているし、CLはそのための理想的な舞台だ。監督の立場は危うくない。ガッリアーニがとても明確にしているはずだ」

「僕はディフェンスラインの前でもプレーできる。でも、今はインサイドハーフとしてプレーしており、これは僕にとって最も適した役割だ。中盤ならキャリアを通じてどこでもやってきたけどね。夏にゼニトが僕に関心を抱いているという記事を読んだ。でも、具体的には何もなかったよ。僕は明確に選んでいたんだ。ミランをね」