1976


昨日、資料部屋で探し物をしていたら、
ヤクルトファンブックが大量に出てきた。

1976年版から2012年版までのうち、
欠本は1979、1986、1990年版の3冊。
購入したけれど、何かの拍子になくなってしまったらしい。
それでも、実に34冊、34年分の歴史だ!

で、探し物のことなどすっかり忘れて、
ついつい読み込んでしまうこと数時間。

あまりにも面白く、懐かしかったので、
表紙だけでもこのファンブックをご紹介したい。
ヤクルトファンじゃない人、スミマセン。全3回です!

ということで、連載第1回目は【1976〜1978年版】から

1976年版、表紙は中央に松岡弘、左に安田猛、右に若松勉
写真ではなく、イラストで描かれているが、若松はあまり似てない。

監督は荒川博。大杉勝男は移籍2年目。
助っ人は、ロジャー・A・レポーズ。
そして、チャールズ・F・マニエル
若松、松岡、安田は29歳、大矢は28歳。 
ルーキーは、杉村繁、後の盗塁王・青木実。


そうだ、「ヤクルトの青木」と言えば、
僕の子ども時代は「宣親」じゃなく「実」だった(笑)!

1977


続いて、1977年版
こちらは前年に引き続き、イラストだが、
前年の3人ではなく、エース・松岡弘単体になった。

表紙にサインが描かれているが、これは後年、
大人になってから、松岡さんにサインをしてもらったもの(笑)。

松岡さんは「ずいぶん、古いの持ってるなぁ〜」と言っていた。

前年途中から、監督に広岡達朗が就任
翌78年の初Vの息吹が、少しずつ聞こえ始める頃。

「ライフルマン」船田和英は16年目の35歳。
現コーチの「伊勢大明神」伊勢孝夫は33歳。
両外人は、この年もマニエル、ロジャー。
ロジャー・レポーズは太平洋から74年に移籍。
このとき、来日5年目の36歳。
おぉ、ルーキーは後の戸田寮長・梶間健一だ!


当時の僕は、投手コーチの堀内庄に対して、

「こいつ誰だ? 堀内のニセモノか?」と思っていた。

堀内恒夫しか知らなかった7歳の坊主をお許しください。


1978


そして、ヤクルト初優勝の1978年版
表紙は、やはりイラストで若松勉の単体。
前年に首位打者を獲得したのだから、当然だ。

巻頭も笑顔の若松勉、キャッチコピーは、

「10万ドルの笑顔」

いくら、円安時代とはいえ、「100万ドル」としないところが、
若松らしいというか、ヤクルトらしいというか、実に奥ゆかしい。

「大杉選手のマル秘公開」というコーナーでは、
大杉のバストが112センチであることが明らかに。
その説明文を、ご紹介。

かたせ梨乃ちゃんのバストは92センチ。
 梨乃ちゃんよりも20センチも大きいのだ!


僕は、大杉が112センチであることよりも、
かたせ梨乃が92センチもあることに驚いた


さて、この年の新加入は、デーブ・ヒルトン
ルーキーには、後の横浜監督・尾花高夫
そして、僕が大好きだった「33」鳥原公二
おっ、渋井敬一もいるし、柳原隆弘もいる。
柳原は、後に井本隆とのトレードで近鉄に。
それにしても、井本は期待外れだったなぁ……



引き続き、連載2「1980〜1982年版」に続きます!