「日本に行きましょう!」台湾アイドル、PR用の短編映画を撮影
2011年3月11日に発生した東日本大震災や福島原発事故以降、観光客が減った日本。「観光事業の復興のため、日本の観光庁が現地アイドルを大使に任命した」と台湾メディアが伝えた。
台湾のテレビ局・TVBSのウェブニュースによると、「日本観光庁は、台湾の人気スター林依晨(アリエル・リン)と曾少宗(フィガロ・ツェン)を、観光大使に任命した」とのこと。「2011年に日本を訪問した外国人は、前年比7割程度で観光客が激減した。その対策として日本観光庁は従来の宣伝手法を大幅に変え、現地の芸能人を観光大使に起用すると決定。アリエルとフィガロが選ばれ、旅行プランの紹介役を務める」と伝えた。
アリエルとフィガロは先日山陰地方を訪ね、短編映画を撮影。「恋人役を演じた2人は、島根県を訪ねて景色や美食を楽しんだ。アリエルはフィガロとの共演について“親友なので、恋人同士になるのは不思議な気持ち。でも事前にしっかり打ち合わせをしていたので、順調でしたよ”と感想を語った。プライベートで恋人と別れ、傷心のアリエルだが“失恋で悲しみを引きずるのなら、数え切れないくらい悲しんでいます。でも私は平気ですし、仕事とプライベートは別だと考えています”と元気に語っていた」とTVBSは伝えている。
また「アリエルとフィガロが演じた恋人の旅プランもあれば、バックパッカーや家族向けプランなど日本を楽しむテーマはさまざま。現地の芸能人を任命するという新展開でチャンスを作った日本の観光庁は、失った台湾人観光局を呼び戻そうと努めている」と締めくくった。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)