スタッド・ブレストは期待のホープを売りに出すことにしたようだ。FWノラン・ルーに対しては、ジェノアに続いてウディネーゼが興味を示している。

ルーを放出することで得られる移籍金は、800万ユーロ(約9億5000万円)の見込みだ(ただし、50パーセントはランスのものになる)。同選手に対しては、マルセイユも関心を持っていた。アンドレ=ピエール・ジニャックが2010-11シーズンで期待外れだったため、ボルドーへのレンタルや売却を検討していた模様だ。その後釜として、ルーの獲得が検討していたとみられている。また、フランスメディアによると、マルセイユのディディエ・デシャン監督は、フィオレンティーナFWアルベルト・ジラルディーノの獲得も視野に入れているようだ。

イタリアでは、ウディネーゼを率いるフランチェスコ・グイドリン監督が、トロワから新しい戦力を迎えた。ユヴェントスMFモモ・シソコの弟、21歳のMFアブドゥ・シソコである。フランスからの補強はこれにとどまらず、ブレストDFポール・ベイッセにも注目しているようだ。ただし、『レキップ』によれば、ウディネーゼは、スタンダール・リエージュに所属するU-21フランス代表DFエリアキム・マンガラの動向も追っており、すぐにベイッセ獲得を決めるつもりはない。マンガラに対しては、トッテナムやユヴェントスも興味を持っているとのこと。クラブとの契約は、2013年までとなっている。今後の動き次第で、ウディネーゼのターゲットも変わりそうだ。

一方でローマは、マルセイユMFルイス・ゴンサレスの獲得を狙っている。ただし、同選手の獲得に最も近いのは現時点でマラガのようで、アンドレ・ビラス=ボアス監督率いるチェルシーも注目している。いずれにしても、まずはデシャン監督と将来について話し合わなければいけない。