イーベイ
インターネット・オークションでは、もちろん買う側は出来るだけ安く、売る側はできるだけ高く取引したいものです。

入札者が競り合うほど値段が上がっていく理屈ですが、ある出品者が値段を釣り上げるために別のIDを使用して入札を繰り返していたことが発覚しました。

この不正によって非常に高額な罰金を支払うことになりそうです。

イギリスに住むポール・バレット(39)は、10に及ぶ消費者保護法違反で有罪を認めています。

マイクロバスのレンタル業を営むバレットは、世界最大規模のネットオークションサイト"eBay"に出品した商品の価値を上げるために、別のIDで入札して値段を釣り上げていました。

マイクロバスの落札者が走行距離をいじられて少なくされているとクレームしたことから調査したところ、eBayでの値段釣り上げ行為も発覚したそうです。

1品に対して5000ポンド(約72万円)の罰金と考えられており、最高5万ポンド(720万円)が課される可能性もあるとのことです。

バレットはこれが違法行為にあたるとは知らなかったと弁解していますが、判決は来月5月20日に下りる予定です。

eBay側は、こういった行為は倫理上許容できないと伝えています。

日本のネットオークションでも不正行為によるトラブルは多いので、イギリスの事例とは言え、判決の結果が気になるところです。

EBay Shill Bidding Fine: Paul Barrett Convicted Of Artificially Raising Prices Of Own Items On Site

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