エンゼルスの松井秀喜は今年、ホームランを何本打つだろう? 昨年はヤンキースで28本を放ったが、地元紙、オレンジ・カウンティ・レジスターは20本と予想している(3月1日付)。

 ヤンキースタジアムは打者に有利な球場といわれており、ヤンキースはチーム全体で20打席に1本の割合でホームランを打っている。敵地ではその割合が30打席に1本だ。

 松井はその球場の恩恵を受けなかった選手のひとりで、本拠地でのホームラン打率はあまりよくないが、敵地でのOPSは.949なので、エンゼルスとしてはそれほど悲観することはない。

 ただ、本拠地のエンゼルス・スタジアム・オブ・アナハイムはヤンキースタジアムよりも広いだけでなく、特に右翼フェンスが高く、左打者には不利といわれている。ホームランの出にくい球場と、加齢によるパフォーマンスの低下を考慮すると、20本という数字が妥当だろう。