フジテレビ系列で放送するトーク番組『グータンヌーボ』(27日放送分)に、韓国の国民的フィギュアスケート選手で、2008-2009年の同世界王者に輝いたキム・ヨナが初登場。内田恭子や、韓国に生活拠点を持つタレントの阿部美穂子とともに恋愛トークを繰り広げた。

トーク前には、「日本のファンの方に、私の正直な部分を見て貰えたらいいなと思います」と話すヨナは、内田とは英語で、阿部とは韓国語で会話をする。

「ヨナちゃんは、友達と何して遊んでんの?」と尋ねる内田に、阿部も「気軽に道を歩いたりできないんじゃない?」と心配げ。ヨナも「最近は、帽子を被ったり、マスクをしたりして顔を隠して歩いている」と、心なしか寂しそうな表情をみせた。

また、「普段は楽な服が好きです」と話すヨナだが、「デートする時は?」と阿部が訊いても、「かわいい服を着たくても、マスクして帽子を被るにはラフな格好じゃないと」と返答し、18歳の年頃ながらも国民的選手であるが故の悲しい事情を明かした。

さらに、阿部が「デートしたことある?」と言えば、「男と女のですか?」と訊き返し、なぜか一人で大笑いするヨナは、「好きな人はいますか?」と訊かれても、「いいえ、今はそんな余裕がないですね」と答えるのだった。

トーク後半、好きなタイプを訊かれても、「私のことを韓国のみんなが知っているので、男性だけでなく、全ての人と会うとき、いろんなことを考えるようになります。つまり、人間関係には慎重でなければならないと思っています。私は公人だから」と複雑な胸中を語るヨナ。

内田が「今、一番やりたいことはなんですか?」と尋ねても、「友達に会うときに隠れないで会いたいです。“誰も私に気付かなければいいのに”って思います」と答え、内田が「もし、(周囲が)ヨナちゃんだって分からなかったら何したい?」と質問を重ねても、「ただ、友達と道を歩きたいんですけど。それができないので隅っこにいます。別に悪いことをしているわけでもないのに、どうして隠れなければいけないんだろうって」と言いながら、「自分でもかわいそう」と泣く仕草をみせた。