「PIED PIPER GO TO YESTERDAY」 / 2009年01月28日発売 / 5,900円 (税込) / AVBD-91572/3

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 1989年9月のバンド結成から20周年を目前にして尚、ライブ動員・CDセールスを更新し続けている希有な存在、the pillows。2001年に音楽を担当したアニメ「フリクリ」によってその人気は世界レベルへ拡大し、2005年からは海外での活動を本格的に始動した彼らが1月17日、かねてよりファンから熱望されていた韓国でのライブをソウルV-HALLにて行った。

 会場が500名の観客で埋め尽くされる中、the pillowsはヴォーカル・山中さわお主宰「DELICIOUS LABEL」のイベント・ライブ「the pillows 〜DELICIOUS BUMP SHOW in KOREA〜 2009/01/17」にトリとして登場。「アニョハセヨ、コリア!」と山中が叫ぶと、その登場を待ちわびたオーディエンスは早くもヒートアップ。」たたみかけるように披露された「フリクリ」主題歌の「Ride on shooting star」や「ハイブリッド・レインボウ」など彼らの代表曲では、山中の声が聞こえない程の大合唱が巻き起こり、初めの韓国ライブとは思えないほどの一体感が会場を覆いつくす。

 大歓声の中でアンコールに突入し、スローな名曲「ONE LIFE」では、最初から最後まで日本語の大合唱が。そしてピロウズファンのアンセムソングとなっている「LITTLE BUSTERS」では全員が拳を突き上げ、「カムサハムニダ!!(ありがとう)」の声が交差する熱狂ぶり。誰一人として去る者がいない会場からの更に大きなアンコールの声に、予定外のダブルアンコールとして「Funny Bunny」を熱唱。約1時間17曲に及んだ圧巻のライブが幕を閉じた。

 終演後、興奮冷めやらぬ会場では、TシャツやCDを買い求めた大勢のファンからのサイン攻めに収集がつかなくなる一幕も。サインを待つ列からは「10年、the pillowsを待ってたんだ!」「ツアーに来てくれっ!」と熱いリクエストが次々と投げかけられ、アメリカ同様に韓国でのツアーの実現を予感させるような素晴らしいライブとなった。

 the pillowsは1月28日にライブDVD「PIED PIPER GO TO YESTERDAY」を発売した後、2月には東名阪でアンプラグド・ツアー「the pillows “20th Anniversary LATE BLOOMER SERIES 02〜BLUE SONG WITH BLUE POPPIES〜”」を開催する。

the pillows - アーティスト情報

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