先日、今季通算100安打を達成し、日米通算3000安打まで残り30本弱としたマリナーズのイチロー。個人成績では毎シーズン好成績を残しているものの、チームの低迷は依然として続いている。

そんなイチローにトレードが浮上したというのだ。これは、4日発売の「FRIDAY」が報じたもので、“イチロー「同僚の妬みで孤立→トレード話浮上」の内幕−チーム内事態は深刻”という見出しで、その可能性=7月末のトレードに言及している。

記事元には、アメリカのメジャースポーツ誌「スポーツイラストレイテッド」の6月25日付電子版記事内容を挙げている「FRIDAY」。スポーツイラストレイテッド誌では、「イチローをトレードに出すべき。彼が国際的な英雄であるにしてもだ。彼にも短所がある。ときどき、だらけたり、格好を気にしすぎてプレーがおろそかになることがある」とマリナーズに対する苦言が掲載され、イチローの“短所”となるプレーについては、「先頭打者にも関わらず、凡フライを打ち、軽くジョギングをする」と、全力疾走しないイチローの怠慢プレーを批判した。

また、イチローがチームで浮いた存在であることは、現地に滞在する日本人記者たちにも承知の事実であると報じ、チームメートが「チームのためではなく個人成績を優先している」、「負けてもヒットを打てば満足する奴がいる」とイチローに嫌味を浴びせる選手もいると紹介。更には、メジャー球界のエージェントも「イチローにも問題がある。噂ではイチローが“チームの事だけでは高いモチベーションは保てない”」と言い切ったという。

スポーツイラストレイテッド誌は、マリナーズのオーナーが日本企業の任天堂であることからトレードに出す可能性は低いとしながらも、野球評論家の福島良一氏は「メジャーでは大物選手の7月末の“駆け込みトレード”はよくある」とイチローのトレードの可能性があると述べている。