ここ数年、移籍マーケットが開く時期になると、レアル・マドリー行きの可能性が囁かれるカカ。バロンドール、FIFAワールドプレーヤー、そして世界クラブチャンピオンの座とクラブワールドカップMVPと、およそあらゆるものを手に入れたが、それをもたらしてくれたミランで、このまま現役生活を全うしたい考えを明らかにしている。

 「お金のためであれば、他のクラブに移籍することもできた。でも、自分はミランを愛しているし、このクラブで再び全タイトルを獲得できるように全力を尽くすつもりだ」とコメント。また、「マルディーニの後には、ミランの新キャプテンになってチームを引っ張っていきたい」と、キャプテン宣言まで飛び出している。

 ガリアーニ副会長も今シーズン中にカカの現契約を見直し、2013年まで延長することを明言。ミランとしてもカカをもっとも重要な選手と位置づけ、今後の獲得選手はカカとの相性というポイントが重視されることになるだろう。ずっとカカとともに歩める。ミランのファンは幸せ者だ。