デイリー4コマの作家陣

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ライブドアのデイリー4コマ編集部と竹書房4コマ編集部は2007年11月7日(水)、都内 新宿LOFT/PLUS ONEにおいて新しい才能の発掘を目的とした「Y-1グランプリ・4コマファン感謝祭07’トークイベント」を開催した。
「デイリー4コマ」は、総合ポータルサイト「livedoor」のトップページ右下部に表示される4コマ漫画コンテンツ。ユーザーは、毎日ひとつずつ描き下ろしの漫画を楽しむことができる。

■「デイリー4コマ」の成長と作家たち

竹書房とデイリー4コマの各編集担当者による現状報告では、「デイリー4コマ」の成長の経緯が語られた。「デイリー4コマ」は、スタートしてから約2年以上が経過し、一ヶ月のページビューは150万以上、読者数は約10万人までに成長した。同社のコンテンツ「やわらか戦車」同様に、オリジナリティの高いコンテンツを提供することが成功する秘訣だった。

各編集担当者による現状報告が終わると、デイリー4コマの作家陣が登場し、赤裸々な体験談が語られた。もともとlivedoor ネットアニメの作家さんだった人もいれば、「Y-1グランプリ」の前身である「デイリー4コマグランプリ」からデビューした人、会社に就職して脱サラした人、編集部に直接作品を持ち込んだ人など、デビューのキッカケは作家さんごとに様々だ。

■ボクが聞きたいね! - みずしな孝之先生

「プロで10年間食う方法」と題したコーナーでは、みずしな孝之先生とこいずみまり先生によるトークが展開された。
みずしな孝之先生は、デビュー17年目の超ベテラン漫画家。みずしな孝之先生は、大学在籍中は教師を目指しており、漫画家の道へ進むことは考えていなかったという。横浜ベイスターズの守護神として活躍した元プロ野球選手の佐々木主浩氏を題材にした4コマ漫画「ササキ様に願いを」でブレークしたことが、漫画家になるキッカケだそうだ。
爆笑トークを炸裂させる、みずしな孝之先生中央左がこいずみまり先生、中央右がみずしな孝之先生
爆笑トークを炸裂させる、みずしな孝之先生中央左がこいずみまり先生、中央右がみずしな孝之先生

みずしな孝之先生は「(漫画家を)やめたいと言ったけど、辞めさしてくれなかった」「サボキャン(幕張サボテンキャンパス )は売れないと思って、超適当なタイトルをつけた」など、超売れっ子の漫画家であることもあり、ファンを飽きさせない爆笑トークに会場は大いに盛り上がった。

司会者の「プロで10年間食う方法」の問いかけに、「ボクが聞きたいね!」(みずしな孝之先生)と切り返したコメントに、会場はたちまち笑いの渦と化した。みずしな孝之先生によると、昔は今のようにネットが一般に浸透していない状況で、早期に売れたことや編集者に恵まれたことなど、自分は運が良かったと振り返った。漫画のネタは、普段の生活の中に転がっており、現在ブログを書いている人の中には、そのまま漫画になるネタも多く、そういった意味では4コマ漫画家の予備軍はかなり多いと今後の4コマ漫画の未来を語ってくれた。

トークイベントとしては3時間に渡る長丁場であったが、平日にもかかわらず、作家陣が一堂に勢揃いしたこともあり最後まで大盛況で幕を閉じた。

●参加作家
みずしな孝之 先生 - livedoor デイリー4コマ
こいずみまり 先生 - livedoor デイリー4コマ
なかしまゆみこ 先生
森井ケンシロウ 先生
ふくた伊佐央 先生
まがりひろあき 先生

■関連リンク
竹書房 - 四駒堂
Y-1グランプリ
livedoor デイリー4コマ

編集部:関口 哲司
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