メモ魔・高橋由伸は、監督時代に何を書いていた? 「やっぱり...」「ストレスか」正体に反響
プロ野球・巨人の高橋由伸前監督(44)といえば、常々話題になったのが「メモ」である。試合中、手のひらサイズのノートをこまめに取り出しており、一体何を書いているのかというのはファンの関心事だった。
その「メモ」の正体の一端を、高橋氏が自ら語った。2019年4月27日の巨人−DeNA戦(東京ドーム)を中継した日本テレビで解説者を務めた時のことだ。
「その試合の反省の材料にもなります」
試合後半、ファンから寄せられた「監督時代に書いていたメモの内容が気になります」という質問に答えた。実況の平川健太郎アナウンサーも「我々も気になっています」と身を乗り出した。
高橋氏は開口一番「悪口」と苦笑い。「本当に悪口の時もあります。こんなところで何やってんだ、とかあります。...まあそれは冗談ですが」と向き直ると、
「試合中に気がついたことや、起こったこと、失敗も成功もですけど、相手のこともいろいろと書いていましたね」
と「メモ」の内容の一端を明かした。
こまめに書いていた理由を、
「その試合の反省の材料にもなりますし。次に向けての判断基準じゃないですけど、そういったもので気付いたことを書いていました」
と述べている。その上で、
「言葉にできないことも、書いて我慢していましたけど。ハハハ」
と笑っていた。
「由伸メモ」の内容が本人の口から語られたことはファンからも注目された。ツイッターやネット掲示板では、
「悪口w ストレスか」
「やっぱりあのメモには文句書いてたのか」
「由伸監督のメモは試合中の言葉に出せないコメントか・・・」
「知りたかった謎のメモ 悪口も書いてたとかお茶目過ぎる」
といった声があがっている。
「由伸メモ出版しないかな」
16〜18年の3季監督を務めた高橋氏だが、リーグ優勝は成し遂げられなかった。16年こそ2位だったが、17年は4位で巨人11年ぶりのBクラス落ちと、球団史上ワーストを更新する13連敗という不名誉な記録も残している。18年も優勝争いに絡めず、ペナントレース中に同シーズン限りでの退任が決まった。在任中、「由伸メモ」は本当に役に立っているのかとやり玉にあげられることもあり、良くも悪くもファンの記憶に残った。
「メモ」の正体をめぐっては監督在任中にも報じられたことがある。18年7月17日付のスポーツ報知(ウェブ版)は「(メモには)そのケースで感じたことや後悔、反省点をなぐり書きしているという。聞くと冗談交じりに『みんなの悪口だよ』と言って詳細を明かさないが、これを試合後の監督室で自身の手帳に改めて書き直している。復習して頭にたたき込み、後日読み返して同じ失敗を繰り返さないようにする」と、どのように生かされているかを含めて伝えていた。
ただ、同記事でも今回のテレビ中継でも、「メモ」に実際に書かれている具体的な内容は明かされていない。いずれにおいても高橋氏は「悪口」と冗談めかし、詳細を語るのをかわしている部分もある。ネット掲示板では「由伸メモ出版しないかな」と書籍化を望む声もあがっているが、全貌が公開される日は来るのだろうか。