オーストラリアのメルボルン・VでAリーグ開幕に備えている本田。完璧に思える本田の思わぬ弱点とは……。 (G) Getty Images

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 オーストラリア1部「Aリーグ」のメルボルン・ビクトリーに加入し、現在は10月の開幕に備えてトレーニングに励んでいる本田圭佑だが、自身のSNSに投稿した動画が反響を呼んでいる。

 その投稿には、アメリカの学者であり詩人でもある、ウィリアム・アーサー・ウォードの有名な言葉、「If you can imagine it, you can achieve it.(想像できたなら、それは実現できる)」が記されていた。

 では、本田が想像から実現したいことは何なのか? 答えは、動画の中にあった。

 その内容は、本田が柔軟性を測定している様子を撮影したもの。足を揃えて床に座りった本田が、スタッフらしき人物に「このまま上半身を倒して、指先でできるだけ遠くまで伸ばして目盛りを押して」と指示される。

 本田は指示通りに徐々に上半身を前に倒し、ぎこちなく指先を伸ばしていくが……。その間、ある特徴をもったキャラクターたちを頭に思い浮かべていたようだ。

 それは、映画『スペースジャム』で披露された、アニメと融合したマイケル・ジョーダンの”あり得ないほど腕が伸びた”ダンクシュート、『スタートレック』シリーズの有名シーンで、カークの両手両足が伸びきった姿、ゲーム『ストリートファイター2』のダルシムが腕や足を伸ばして戦うシーン、そしてアニメ映画『Mr.インクレディブル』シリーズのイラスティガール……。

 これらに共通しているのは、とにかく「身体が柔らかく伸びる」こと。本田は、アニメやゲームなどのキャラクターを思い浮かべることで、己の柔軟性もアップすることを願ったのだろうか!?

 この方法でどのくらい効果があったのかは分からないが、「OK!」と声がかかった後、本田は一気に全身の力を抜き、その口からは「Oh My God!」と苦悶をにじませた言葉がこぼれた。

 完璧なイメージが強いが、実は身体が硬かった本田。サポーターからは「え、本田さん身体硬いんだ。柔らかそうなのに(笑)」「本田さんお茶目」「めっちゃ伸びようとしますやん」など、キャラクターに頼る本田に対して、優しく好意的なコメントが多く寄せられた。

 常に、前人未到の道を突き進んでいる本田。もしかしたら、頭の中で強く“理想”を思い浮かべることも、自分の信じる道を進みながら夢を実現する一助となっているのかもしれない。