セネガル紙に警戒された香川真司【写真:Getty Images】

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セネガル紙が日本を特集「敏捷性の質の高さはセネガルにとって懸念」

 ワールドカップ(W杯)ロシア大会1次リーグH組の日本代表は24日、第2戦でセネガルと激突する。互いに勝てば連勝で決勝トーナメント(T)進出が濃厚となる大一番。2002年大会以来16年ぶりの決勝T進出を目指すセネガルメディアは、MF香川真司を最大警戒している。

 コロンビアを相手に番狂わせを演じた日本。対戦国メディアも日本に対する印象を改めている。

 セネガル紙「Le Quotidien」は「敏捷性、日本の最大の武器」と題し、警戒を強めている。

 特に名指ししているのが日本が誇る背番号10だった。

「カガワをプレイメーカーとして置く4-2-3-1のフォーメーションでコロンビアにリードを奪うと、日本は相手をポゼッションで圧倒し、いわば敏捷性の質の高さを見せつけた。典型的な背の高いセネガル人が小柄な日本に対して懸念するものだ」

「明らかに気を付けるべき男はシンジ・カガワだ」

 記事では、コロンビアをポゼッションで圧倒。小柄ながら俊敏性を生かした日本の特長を存分に発揮したと紹介し、背の高いセネガルにとっては懸念材料になるだろうとしている。

 本田圭佑、長谷部誠、岡崎慎司ら実績十分の選手の名を挙げた上で、「明らかに気を付けるべき男はシンジ・カガワだ。アルゼンチンのリオネル・メッシやポルトガルのクリスティアーノ・ロナウドのように、シンジ・カガワは日出ずる国の真のスーパースターだ」と香川をメッシ、C.ロナウドの名前を出して、日本の至宝的存在だとしている。

 セネガルメディアが最大限の警戒を払う香川。コロンビア戦では先制のPKを決めるなど躍動した日本の10番が、戦前の評判通りの活躍を見せるなら、日本を決勝T進出に大きく近づかせることは間違いない。(THE ANSWER編集部)